
内回りコースを1周する360度ターンのコース。スタートは直線の入口となるためゴール前の急坂を2回登る。1周は1700m弱(Aコース使用時1667m)で東京競馬場・京都競馬場よりは遙かに小さく「少し大きなローカル競馬場」という程度の大きさで先行勢が優勢。そのため、ホームストレートでのポジション争いだけでなく向正面・3角進入から4角までの間もレースが動くためコーナーでの機動力や持久力(長く脚を使う能力)が問われやすい。
目次
- 中山芝2000mコースのポイント
- 中山芝2000m ラップタイムの傾向・特徴
- 中山芝2000m 枠番別の傾向(回収率・連対時脚質の比較)
- 中山芝2000m そのほかの傾向
- 中山芝2000mはこの馬を狙え!!

中山芝2000mコースのポイント
1周コース | 直線坂あり | ロングスパート戦 |
- 正面直線入り口付近からスタートして内回りコースを1周するレイアウト
- ゴール板前の急坂を2回登るコース
- スタートから1角までは405m
- 直線急坂~1コーナーは上り・2コーナーから向正面にかけて下り
- 正面直線距離310m
- ゴール前残り180m地点から110mで2.2m登る急坂(JRA全場で最も急勾配の坂)
- コース全体の高低差 5.3m
- フルゲート Aコース18頭/Bコース18頭/Cコース17頭(1/1~3月開催までは全コース16頭)
中山芝2000mコースで行われる重賞・GⅠレース
中山芝2000m ラップタイムの傾向・特徴
2018年~2022年に中山芝2000m・良馬場で行われた全レース(183レース・2592頭)のクラス別平均値は下記の表とグラフのとおり。
クラスごとの平均ラップタイム
※折れ線グラフ中の数値は「3歳OP」の平均ラップタイム


新馬戦は2歳・3歳共に前半スローからの上がり勝負というスタイルが一般的。他のクラスでは向正面・3角からのロングスパート戦の色彩が強いことが中山芝2000mの大きな特徴といえるが、向正面からの流れ方はクラスによって多少の違いがある。3歳未勝利・古馬OPは淡々とした流れの続く典型的な持久力戦の傾向が強いが、そのほかの条件は直線坂下にむけて徐々に加速させていくレースが動くタイミングによって結果が大きく変わりうる。そのため、世代戦でも新馬と未勝利・1勝クラス以上ではレースの流れがまったく変わってしまうことに注意。
クラスごとのRPCI・PIC3および前後半タイム比較

上でも解説したように新馬戦は完全な上がり競馬傾向のためPCI3・RPCI共にかなり高い値に。そのため新馬戦で好走した馬が未勝利戦でのペースに戸惑い惨敗するケースや持久力戦の適性の高い人気薄が好走するケースにも要注意。
古馬以上のクラスでは、後半4ハロンのタイム差はかなり小さくクラスがあがるにつれて前半が厳しくなるという傾向。よって、上のクラスほど逃げ馬は苦しいと理解しておくのがセオリー。
4回中山(9月)開催は馬場の高速化に注意

2017年~2020年の古馬条件戦以上のレースで逃げ切り勝ちとなったのは上記8レースのみ。そのうち6勝が4回中山(9月開催)となっている。9月開催時は特にトラックバイアスに注意する必要がある。逆のことをいえば、1~3回中山芝2000mを逃げ切るというのは最初から力差のある馬の組み合わせになる新馬・未勝利を除けば非常に困難ということ。
1-3着馬の脚質傾向

2ターンコースらしく、好位~中位が優勢の分布になっているが、近年は「前有利」の傾向が強くなっている。特に下級条件では前にいないと競馬にならない展開になることも少なくない。

中山芝2000m 枠番別の傾向(回収率・連対時脚質の比較)

回収率がプラスになっている枠はないもの「内にいくほど回収率が低下」している傾向があることは押さえておきたい。コーナー4つの競馬になるコースでもあり、真ん中からやや外くらいの枠で「自分の競馬のしやすいポジション」をとれるかどうかが非常に重要なコース。
中山芝2000m そのほかの傾向
- 1番人気の信頼度は標準~やや高め(勝率約35%・連対率約52.5%・複勝率67.2%)
- 前走から距離短縮組の方が距離延長組よりも優勢
- ドゥラメンテ・ステイゴールド・ハーツクライ産駒
- 母父ブライアンズタイム回収値が非常に優秀
- ルメールには逆らわない(勝率34%・連対率53%・単勝回収95・複勝回収90)
- 菅原・田辺・内田博・横山和・丸山は買い

中山芝2000mはこの馬を狙え!!
- 前走逃げ+距離延長の馬(未勝利・1勝クラス)
- 前走から距離延長のステイゴールド産駒(外目の枠だとなお良し)
- キンカメ系種牡馬場✕母父サドラーズウェルズ系の馬