弥生賞 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

1964年に創設された世代限定重賞。創設当初は中山芝1600mで施行されていたが、1984年からは現在の中山芝2000mに変更され、皐月賞・ダービーを占う重要なステップレースとなった。また、2020年からは前年の2019年に死亡した3冠馬ディープインパクトの功績を称える目的で、ディープインパクト記念という名称が付け加えられた(正式のレース名は「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」。1~3着までの馬には皐月賞の優先出走権が与えられる。

目次

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弥生賞 過去レースのラップタイム

弥生賞のラップは通常の中山芝2000mよりも「前半が遅い/上がりが早い」傾向が強い。RPCIの値も同コースの未勝利・1勝クラスよりも低く上がり重視の傾向が顕著。特に近年では頭数が揃わない年も多く、3・4コーナーからのひとマクリのような競馬や、スローの前残りは常に警戒したい。

1~3着馬の脚質分布

特に近年は少頭数・スローからの前残り傾向が強くなっていることは押さえておきたい。回収率の面でも中団より後ろの馬は低下傾向。

弥生賞 枠番・馬番別の傾向

傾向としてハッキリしているのは多頭数の外は割引ということで馬番12番から外は(出走頭数自体も多くないが)2着が1例あるのみ。全体的にはやや内目の2~4枠が安定した成績を残していて、少頭数であれば自由に動ける8枠が優勢

弥生賞 人気別の傾向

1番人気の信頼度が低下中で直近10年では3勝も2019年から4連敗中。また、頭数が揃わない年が多いわりに人気分布が広く「クラシック候補がスキップする」傾向が定着するとともに予想の難しいレースになりつつある。

弥生賞 前走レース(ローテーション)別の傾向

かつては朝日FS組からの年明け初戦組が強かったレースではあるが、近年は暮れのG1をスルーした馬や年明けの重賞路線を使ってきた馬の方が優勢。朝日FS・ホープフル組の前に1頭いるというパターンが多いので、人気のG1組を2着付けにした馬単の相性がよさそう。

弥生賞 キャリア別の傾向

1戦1勝馬は未だ勝利なしで2着が2例あるのみ。もっとも回収率が高いのはキャリア5戦の馬でそれなりに使っている(善戦してきている)馬を上にとりたい。

弥生賞 種牡馬別の傾向

ディープインパクト記念の名に恥じずディープインパクト産駒が圧倒的に強かったレース。それ以外では平均ペースでのロングスパート戦に強いノーザンダンサー系種牡馬産駒(先行馬)にも注意が必要。また、ハーツクライ産駒に勝ち鞍がないことも気になるデータ。

弥生賞 騎手別の傾向

武豊が4勝で現役最多だが人気サイドの馬が多く回収率の妙味は低い。また、騎乗機会が少ないもののルメールの3戦2連対はさすがの成績で、騎乗馬がいるようなら無視できない。


弥生賞 狙い馬のプロファイル

  • 共同通信杯・きさらぎ賞で差し届かなかった好走馬
  • 10頭立て以下のレースでの8枠の馬