【今週の重賞②】毎日王冠

秋の東京の開幕を飾る伝統のGⅡ。秋のGⅠ戦線にも直結することが多く、今年も頭数の割には好メンバーが揃った。安田記念で悲願のG1勝ちを遂げたダノンキングリーと3歳馬シュネルマイスターの対決に注目。

東京芝1800mのコース傾向

毎日王冠 過去19回(2002年は他場開催)の傾向

  • 1番人気の成績は、8-2-1-8 で勝率は優秀も連対率・複勝率はいまひとつ
  • 2~5番人気の信頼度は低めで、2頭荒れのケースに要注意
  • 1着は、「単勝15倍」くらいまでの広いゾーンで検討
  • 前走春シーズンG1が12勝(最多は宝塚記念の4勝)
  • 前走エプソムC組にも注目(毎日王冠と同コース)
  • 5・6歳が6勝、3歳4勝(ただし8歳馬の勝利もある)
  • 牝馬は少数精鋭(2-4-0-5 で率は牡馬より優秀)
  • 枠は外目(6枠より外)が優勢
  • 上がり最速の馬✕逃げ・先行の組み合わせを忘れずに
  • ディープインパクト産駒が3勝2着4回も出走頭数が多いため回収率は悪い
  • ナスルーラ系の激走に注意
  • 福永4勝、武豊・戸崎が2勝

過去19回のレースラップ比較

開催替わりということもありトラックバイアスに注意

出走馬

※オッズは記事作成時点のもの

見解

ぱっと見よりも難解なレースに思えるが、本命には3歳馬シュネルマイスター。NHKマイルはダノンキングリーに破れはしたものの道中の距離ロスを差し引いた補正タイムではこちらが上。開幕週の絶好馬場を活かして内目からの早めの好位抜けだしを期待。

対抗には安田記念勝ち馬のダノンキングリー。東京1800mは3歳時のおととしの毎日王冠も圧勝した舞台。頭数も落ち着いたので普通に競馬できれば・・・。本命とは道中のポジションの差。

GⅠ馬2頭に敬意を表して▲はなしにするも、レース傾向的には頭荒れも多いレースであることには注意しておきたいところ。

連対可能性のある△には、内から順にサンレイポケット・ポタジェ・カデナ・ダイワギャグニー・ヴァンドギャルドの5頭。人気の2頭で素直に決まらなかった場合の保険をしっかりと。

買い目