東京芝1800m 競馬場全コース紹介 過去5年のコース傾向

目次

東京芝1800mコースの特徴

イレギュラーなコース形態直線坂あり高速あがり
  • 2コーナーの引き込み線スタートのほぼワンターンコース
  • スタートから本線コース(向正面)合流までは約150m
  • 向正面後半(残り1300m地点)から1.5mのぼって2.1m下るアップダウン
  • ゴール前残り460m地点から160mで2m登る坂。その後300mはフラットな直線
  • 正面直線距離525.9m
  • コース全体の高低差2.7m
  • フルゲート A~Cコース:18頭/Dコース:16頭(1月~3月開催は全コース16頭)

東京芝1800mコースで行われる重賞レース

東京芝1800m ラップタイムの傾向・特徴

2018年~2022年に東京芝1800m・良馬場で実施された全レース(221レース・2847頭)の結果に基づいてデータを紹介

クラスごとの平均ラップ

東京芝コースはどの距離でも「早い上がり」が求められるコースで直線区間はクラスによるタイム差はほとんどない。クラスによる違いは道中のペース(特に3・4コーナー区間)に現れ、クラスがあがるほどスピードの持続力が強く求められる。特に古馬OPクラスでは、スタートからゴールまで11秒台の息の入らないラップが続き早さも持久力も求められる厳しいレースになりやすい。

クラスごとの平均PCI3・RPCI/前後半ラップ比較

ほとんどのクラスでPCI3(1~3着馬のPCI平均)60近い数値になっていて勝ち負けするには「早い上がり」が必須のコース。また、新馬→未勝利/古馬3勝クラス→OPは前半のペースが一気に早くなる点にも注意しておきたい。

1~3着馬の脚質分布

良馬場時の決まり手は、前後ほぼイーブンで「東京は差し馬」という固定観念を持たないことが馬券的中への近道。馬場が悪化した場合には「好位勢」の優勢度合いが強まり「上がり最速の馬が差し届かないケース」が増える傾向にあることも覚えておきたい。
また、10月開催の下級条件(2歳未勝利戦・古馬1勝クラス)では後方一気の馬が台頭するレースが増加する傾向がある。

2勝・3勝クラスは逃げ馬を狙う

東京コースの条件戦は「総じてスロー傾向」が強い。2・3勝クラスは前有利のトラックバイアスとセットになると逃げ馬天国になりやすい。

東京芝1800m 枠番別の傾向(回収率・連対時脚質の比較)

4枠を頂点にそこから離れるごとに緩やかに期待値が低下する傾向。コース形態がイレギュラーで向正面合流の際に寄られるリスクの高い内枠の取捨は慎重に行いたい。の回収値が低い。また、内前・外差傾向の強いコースであることも覚えておきたいポイント(コースレイアウト的に外から先手を主張しづらいコース)。

東京芝1800m そのほかの傾向

  • 1番人気の信頼度は高め(勝率約41.2%・連対率約60.6%・複勝率73.8%)
  • 前走から距離延長は割引
  • キズナ・リオンディーズ・オルフェーヴル・ノヴェリスト産駒
  • 母父クロフネ産駒
  • ルメールの成績(勝率24.8%・連対率48.1%・複勝率56.6%/単回56・複回79)
  • 川田の成績(勝率17.9%・連対率35.9%・複勝率51.3%/単回44・複回80)
  • 戸崎・デムーロ・丸山・武豊・岩田望・岩田康

東京芝1800m 買う馬/消す馬のプロファイル

  • 【買い】2勝クラス・3勝クラスの逃げ馬
  • 【買い】キズナ産駒(特に母系ノーザンダンサー系の配合)
  • 【消し】前走から500m以上距離延長となる馬