【今週の重賞①】ラジオN杯京都2歳ステークス

2歳戦最初の2000m重賞。レース体系的にはかなり重要度の高そうなレースなはずも、過去の出走馬は期待倒れに終わってしまった馬の方が多い印象。今年こそは大物輩出なるか。
重賞格上げ後の全7回のデータの傾向などを紹介。

阪神芝2000mの傾向

京都2歳ステークス 過去7回の傾向

  • 1番人気は 2-2-1-2 勝率は低めも複勝率は高め
  • 3番人気が3勝(3-0-1-3)。1~3番人気で7年中6勝
  • 6番人気が最低人気勝利
  • 牝馬は 0-1-0-5 と苦戦
  • 馬券内にきた馬のすべてが前走1800m以上
  • キャリア1戦(新馬勝ち→当レース)が 2-1-2-6 と最も優秀
  • キャリア2戦組&前走未勝利勝ちは勝ち馬ゼロで、キャリア2戦は1勝クラス以上の馬から(ただし、今年は前走未勝利勝ちの馬が10頭中6頭であることに注意)
  • ハーツクライ産駒が3勝(すべて京都競馬場開催時)
  • 上がり3F1位の馬が5勝(昨年の勝ち馬も上がり最速)
  • 武豊が3勝

京都2歳ステークス 出走馬

出走馬 補正タイムランキング

出走馬前走のラップペース比較

京都2歳ステークス 見解

なかなか混戦模様の組み合わせで難解なレース。今年は変則開催のため開催を通じてAコースが仕様されている阪神競馬場での内回り2000m。頭数的にはスローからの上がり勝負が予想されるものの、レースが動くタイミングによっては持久力も必要となるレースになりそう。ちなみに、今年と同様に阪神開催となった昨年は、ルーラーシップ・オルフェーヴル・ゴールドシップ産駒の1-3着でキレ味よりも持久力に富んだタイプの馬の1ー3着。今年も昨年同様に足を長く使わされる上がり勝負で強いタイプの馬から狙いたい。

ということで、本命は、リオンディーズ産駒のジャスティンロック。前走上がり4F45.3は出走馬中で最速でトータルの補正タイムも上位、前走上がり最速。新馬戦ではトゥデイイズザデイに負けているものの阪神内回りなら逆転も十分可能という見立て。

相手には少し人気のないところからディープレイヤー。こちらも1周コースの競馬を2回経験済みで持久力よりの配合。内枠を利して早め早めの競馬からの流れ込みを期待。

3番手には、阪神芝2000mで未勝利を卒業したシホノスペランツァ。未勝利戦は新馬戦よりも前傾よりのラップとなり同じ舞台で厳しい流れを経験している強みを発揮できれば。補正タイムNo1のポットボレットを4番手に。

人気上位の馬はディープ産駒が2頭に小倉以来のハーツクライ産駒と牝馬。今の阪神の馬場を考えるとむしろ人気なら少し嫌いたいところで連下まで。

京都2歳ステークス 買い目

保険(3連複)を広めに