浦和記念

筆者の地元浦和競馬場で最も大きなレース。暮れの東京大賞典・翌年の川崎記念のステップレースになることも。浦和2000mという非常にトリッキーなコースへの対応力がポイント

浦和競馬場 過去10年の成績

  • 基本的にはJRA勢が優勢
  • 地方所属馬は、10年で8頭が馬券絡み ※2014年は地方所属馬で1~3着独占
  • リピーターが多いレースであることにも注意

浦和記念 人気別傾向

  • 1番人気は10年で1勝と頭からは狙いづらいが複勝率は70%
  • 3番人気・4番人気の単勝に妙味
  • 1~5番人気までの馬の組み合わせ

浦和記念 年齢別の傾向

  • 6・7歳が3勝ずつで最多(リピーターが多いことにも関係する)

浦和記念 枠番別の傾向

  • 大きな傾向としては中枠(3~6枠)が有利
  • 浦和記念では過去10年で1枠が馬券になったのは1回だけ

浦和記念 展開・ラップタイムの傾向

  • 中央のダート競馬と違い、2周目の3コーナーで一気にペースがあがる
  • 平坦小回りコースであることから4角で前目につけていることが重要
  • 過去10年は逃げて勝った馬は0頭

浦和記念 出走馬

浦和記念 主な参考レースのラップペース比較

  • 地方の平坦小回りコースと中央の競馬場ではラップペースがかなり違う点に注意
  • 白山大賞典は、上がり4F47.9-3F36.3(不良馬場)で、向正面に入った残り800mからレースが一気に動いたことがわかる(全周ラップが公開されていないため上記グラフでは非掲載)

浦和記念 見解

1枠1番をひいたメイショウカズサは先手をとらざるを得ない展開になりそうで、他馬のマークをどう交わしていくかが大きな課題に。ただ、2枠をひいたメイショウダジンが2番手もしくはハナにたつ(事実上のペースメーカー)可能性もあり。少なくとも同オーナーの馬同士での潰し合いにはならないだろう。その後ろにタービランスとヴェルテックス、ウェスタールンドは後方から進み2周目向正面からまくっていく競馬となる展開になる可能性が高い。

本命は、ヴェルテックス。左回りで少し時計のかかる地方競馬場での長丁場はこの馬にとってはベストの条件。仲間内では3勝クラスにあがった頃から浦和記念に出せたらいいよねと話していたところでもあり、出走権がとれた運も大きい(当初は11/28のカノープスSを予定)。一番の強敵と思われたロードブレスがチャンピオンズCに廻ったことも追い風に。

対抗には、すでに浦和2000mで実績を残しているウェスタールンド。コーナーで動いていけるこの馬にとっては中央の競馬場よりも浦和コースの方が合っているし、年齢的に中央の重賞では時計面も少しきつそう。ただ、このメンバーであれば十分大きな顔はできるし、当レースはリピーター色が強いことにも合致。

3番手には南関東所属場からタービランス。ミューチャリー・カジノフォンテンと比べると1枚劣る点は否めないがこのメンバーであればそもそも実績上位で、中央馬に人気が集まるなら配当の妙味も。

人気が予想されるメイショウカズサは、1枠を引いたことがプラスと出るかどうか・・・。あとは、当日の馬場状態次第、前日は雨予報となっているのでそれがどこまで残ってくれるか(この馬にとっては雨が残った方がよい)

浦和記念 買い目