【重賞回顧】アイルランドT府中牝馬S

エリザベス女王杯を見据えたメンバーから賞金加算をもくろむ馬まで勝負度合いの差の大きいメンバー構成となった一戦。前走からの距離延長がプラスとなったシャドウディーヴァが重賞初勝利

レース結果

  • タイムランク【スロー】/メンバーランク【C】
  • 馬場差:-1.6秒
    ※GC「先週の結果分析」より
  • RPCI=52.4

ラップペース

  • 前半の1000mの通過ラップはレース平均並みだが馬場差(-1.6秒の高速馬場)を加味するとかなりゆったりしたペース
  • それでも前がレースが4角から動き出したため前にいった馬には辛い展開に

回顧コメント

当レースの予想記事

シャドウディーヴァが念願の重賞初勝利。元々長い直線コースが合うタイプではあったが、本質的には早い時計で差せる馬ではなく、高速馬場のマイル(関屋記念)よりは、今回のようにスタミナ勝負の色彩があった方がよい馬。距離延長もプラスではあったが、レースが早く動いてくれたことも大きく味方した印象。常に自分の競馬はできるタイプではあるので、今後も条件・展開をよく見定めて。

2着アンドラステは、今回のメンバーでは最も強い競馬をした馬。中京記念のような流れであれば押し切れた(上記グラフ参照)と思える内容ではあったので重賞初勝利に手が届かなかった鞍上には少し気の毒。

3着には鞍上の想定より後ろになったマルターズディオサ。こちらも終いは必ず自分の脚は使えるタイプで、あとは展開や枠順が噛み合うかどうかという馬。今回に限っては、鞍上のコメントとは裏腹に、外枠から後ろの競馬になったのは逆にプラスだったような気がする。

本命に推したスマートリアンは6着。内枠をひいたのでどうしてもああいう競馬にならざるを得ないのかもしれないが、4角で早めに押し上げていった(アンドラステは元々前にいてペースは抑えられている)ために直線でお釣りがなくなったという印象。鞍上としても勝ちにいった競馬だと思われるが、そうだとするとベストは1600mということになりそう。

人気のマジックキャッスルとデゼルはどちらもよいところがなく15着・16着と大敗。さほどレベルの高くなかった阪神牝馬勝ちが過剰評価されている感のあるデゼルはさておき、マジックキャッスルがこれだけ崩れたのは初めてなのでこれは気がかり(中間の坂路は十分な時計も出せてた)。このあとの調教経過には要注目。

予想記事でも書いたように、今年もディープインパクト産駒は馬券内に入れず(7頭出走してドナアトラエンテの4着が最高)。