2026年の凱旋門賞は、前年覇者ダリズが連覇を達成した。
2着はベイシティローラー、3着はダイヤモンドネックレス。日本馬はアドマイヤテラが11着、メイショウタバルが14着だった。
勝ち時計は2分27秒11。
今年のレースを振り返るうえで最も重要なのは、残り600mから一気にレースが速くなったことだ。
メイショウタバルが先頭。1000m通過は1分03秒30
序盤はフレンドリーソウル、ベイシティローラー、メイショウタバルらが前へ。
スタートから1000mの通過は1分03秒30。 前年2025年の1分03秒24とほぼ同じで、前半から極端に速く流れたレースではなかった。
メイショウタバルは途中から先頭に立ち、残り600m地点でも1番手だった。
そこからレース全体の200mラップは、
11.26秒 → 11.07秒 → 11.51秒
と一気に速くなる。
残り400mではベイシティローラーが先頭へ。ダリズは残り600m地点では8番手だったが、残り400mで6番手、残り200mでは2番手まで進出した。
最後はベイシティローラーを差し切り、連覇を決めた。
ダリズ自身の最後600mは、
11.00秒 → 10.84秒 → 11.47秒
合計33.32秒でメンバー最速だった。
前で運んだベイシティローラーも最後600mを33.93秒でまとめている。前が止まったレースではなく、前の馬も速く走る中で、ダリズがさらに速く伸びたと見るのが適切だ。
3着ダイヤモンドネックレスも、残り600m5番手から4番手、3番手と順位を上げてそのまま3着に入った。

2025年との違いは上がりの要求速度
ダリズが勝った2025年と2026年を比べると、今年のレースの特徴が分かりやすい。
前半1000mの通過は、
- 2025年 1分03秒24
- 2026年 1分03秒30
とほぼ同じ。
さらに最初の1800mも、
- 2025年 113.19秒
- 2026年 113.26秒
で、ほとんど差がない。
ところが最後600mは、
- 2025年 35.96秒
- 2026年 33.84秒
今年の方が2.12秒も速かった。それだけ今年の馬場がよかったということなのだろう。

ダリズは前年以上の末脚を見せた
2025年のダリズは残り600m地点で5番手。最後600mは35.52秒でメンバー最速だった。
今年は残り600m地点で8番手。前年より後ろの位置にいた。
それでも最後600mは33.32秒。残り400mから200mを10.84秒で走り連覇達成。去年よりも内容としては強かったと個人的には感じている。
日本馬2頭はどこで苦しくなったのか
日本馬はアドマイヤテラ11着、メイショウタバル14着。
ただし2頭の負け方は違う。
日本で好走したレースと比べると、その違いが見えてくる。
メイショウタバル|不得意な高速あがり戦に
メイショウタバルは残り600m地点で先頭。
残り400mでは2番手だったが、残り200mでは8番手まで後退し、最終的に14着となった。
最後600mの個別ラップは、
11.29秒 → 11.46秒 → 12.08秒(34.83)
だった。
2025年天皇賞秋がそうだったように、メイショウタバルにとっては「得意ではないレース展開」になってしまった。

アドマイヤテラ|想定よりも健闘
アドマイヤテラは残り600m地点で3番手。
こちらも瞬発力で勝負するタイプではないだけにポジションどりはあれでよいとおもう
あがり600mは、
11.09秒 → 11.32秒 → 12.09秒
最終的には11着におわったが、レースが超スローといえるレベル(日本の長距離戦水準)まで遅くなったらもしかしたら残せていたかも・・・とちょっとだけ思えるような内容ではあった。
物議を醸した札幌記念のまくりは、個人的は凱旋門賞の予行演習としてはアリで、今回にもつながっていたのではないかなと思っている。

