【今週の重賞②】カペラステークス

2008年に新設されたダートスプリント重賞。実はダート1200mの重賞はこのレースだけ。
今年はモズスーパーフレアが参戦しまさにスピード比べの一戦になりそう。

中山ダート1200mの傾向

カペラS 過去のレース傾向

  • 1番人気は、1-2-1-9 と信頼度はかなり低い
  • 4番人気が4勝、3番人気が3勝
  • 前走同距離よりも距離短縮組から
  • ここまでの13年では前走芝からの馬券絡みなし
  • 4歳馬が6勝、5歳3勝、6歳・3歳が2勝ずつ
  • 牝馬は 1-0-1-21 と劣勢
  • 1枠が5勝で最多(中山D1200は外枠有利がセオリーなので要注意)
  • 7枠3勝、8枠2勝
  • ダートもこなせるサンデー系種牡馬、北米系ダート血統が優勢でスタミナよりはスピード重視
  • 横山典・内田博が2勝ずつ

カペラS 展開の傾向

  • RPCI 平均32.6(25.6~38.6)

1~3着馬の脚質傾向

  • 前半がかなり流れる傾向が強いため、逃げ先行馬よりは差し馬に妙味あり

カペラS 出走馬

カペラS 見解

大外を引いたモズスーパーフレアはハナを叩く展開が濃厚。当然流れが落ち着くことはなくこれまでの傾向通り前半は33秒を切るか切らないかという流れになりそうで、先行勢は坂までにどれだけ余力を残せるか、後方勢は前からどこまで離されずについていけるかがポイントに。行った行ったのケースから、差し・追い込みズブズブのケースまで展開の振れ幅もかなり大きそう。

本命には、先行勢のすぐ後ろで競馬ができ、いまの軽めの馬場への対応力も高いディサーニングでやや高配当狙い。6歳馬ではあるが途中1年8ヶ月の休養があり馬自体は若く、いまが充実期。前走で負かしたミスズグランドオーもすぐに3勝クラスを卒業していることを考えれば、いまのオッズには妙味あり。

対抗・単穴には、前残りのケース、差し馬台頭のケースの両方を念頭に、モズスーパーフレアとミッキーブリランテの芝スプリント組。過去レースの上では芝からの転戦は分が悪い傾向になっているものの、モズスーパーフレアは既にダートでも一定の結果をだしている馬で度外視できそう。ミッキーは逆に初ダートだからこそ買っておきたい馬で、8枠15番はキックバックのリスクを考えればむしろ好枠。芝ではテンに置かれ気味になっているだけにダート替わりで一変があれば。

リュウノユキナ、ダンシングプリンスはダートスプリント戦で実績・能力共に上位だが、前者は57kgと他馬より1kg背負わされ、秋・冬シーズン3走目稍重よりは良馬場の方がよいタイプなだけに、モズの参戦で猛烈な前傾ラップになるのは歓迎しないタイプのような気も。ダンシングは休み明け自体は問題ないものの、こちらもモズの参戦で競馬が難しくなるタイプで、ここは少し割り引き。

展開の振れ幅が大きいレースなだけに、ヒモはかなり手広く押さえた方がよさそう。大穴候補はロイヤルパールズ

カペラS 買い目