【中山ダート1200m】競馬場全コース紹介 過去5年のコース傾向

目次

中山ダート1200mコースのポイント

芝スタートワンターンコース直線坂あり
  • 2コーナー奥引き込み線芝コーススタート(外枠の方が芝を走れる距離が長い)
  • 3コーナー侵入まで502m
  • スタートからしばらくは下りが続く
  • 正面直線直線 308m(200mで約2m上る急勾配)
  • コース全体の高低差 約4m

中山ダート1200mコースで行われる重賞レース

  • カペラステークス

中山ダート1200m ラップタイムの傾向・特徴

2018年~2022年に中山ダート1200m・良馬場で実施された全レース(413レース・6451頭)の結果に基づいてデータを紹介。

クラスごとの平均ラップ

折れ線グラフで示している数値は古馬OPの平均ラップタイム

芝コースからのスタートというだけでなく、下り勾配の直線区間が500mも続くため前半からかなりの早い流れとなるのが大きな特徴。前半3ハロンのタイムは芝コースでのスプリント戦にも匹敵する速さでまさに「Theスプリント戦」というラップ傾向。
クラス間の差が最も大きいのは600m~800m(3コーナーから4コーナーにかけての地点)のラップ

重・不良時のラップタイム傾向

全力疾走でバテ比べをするコースでもあり馬場状態が変わっても大きな傾向それ自体は変わらない。ただ、重・不良馬場では良・稍重よりも3・4コーナーのペースが早くなる度合いが強くなり、前が残すケースと差し馬が強襲する両極端なレース結果になりやすい。

クラスごとの平均PCI3・RPCIおよび前後半ラップの比較

スタートから全力で飛ばすコースでもあり、クラスがあがるにつれて全体的に時計が早くなる。したがって、時計面の裏付けがない馬の昇級は苦しい。クラス間の差は既述のとおり3コーナーから4コーナーにかかる600~800m地点のラップが最も大きい。

1~3着馬の脚質分布

逃げ先行勢が連対馬の70%前後を占めているようにスタートを決めてポジションにとることが非常に重要なコース。隊列も長くなりやすく、バテバテの馬でも結局残ってしまうというレースが少なくない。そのため、上がり3F1位の馬でも馬券にならないというケースは珍しくない(複勝率50%未満)ので後方一辺倒の馬は基本的に割り引き。追い込み脚質の馬が人気になっていれば積極的に嫌いたい
他方で「中山ダート1200mだから出していく」という馬も少なくなく、前走の乗り方が参考にならないことも。

中山ダート1200m 枠番別の傾向(回収率・連対時脚質の比較)

中山ダート1200mは「芝を長く使える外が有利」と言われることが多いが回収率・連対率の観点では必ずしもそうでない。連対率ベースではほぼ全枠フラットで、7・8枠は枠だけで人気になる馬も多く配当面での妙味は低い。むしろ3・5枠あたりで「人気の盲点になっている逃げ馬」を狙いたい。

参考 中山ダート1200m 1枠の馬の脚質別着度数

中山ダート1200m そのほかの傾向

  • 1番人気の信頼度は平均(勝率約35.3%・連対率約50.6%・複勝率63.5%)
  • 馬体重520kg~540kgの大型馬
  • へニーヒューズ・ロードカナロア・アイルハヴアナザー・・アジアエキスプレス・ドレフォン産駒
  • 田辺・横山典・菊沢・小林脩
  • ルメールの成績(勝率21.7%・連対率33.3%・複勝率46.4%・単回54・複回70)

中山ダート1200mはこの馬を狙え!!

  • 8枠・距離短縮のヘニーヒューズ産駒
  • ダート替わり(戻り)のロードカナロア産駒
  • 3kg減(▲)騎手が騎乗する5~8枠の馬(前走脚質不問)
  • 距離短縮の関西馬