2歳重賞の中でも非常に重要なポジションになったこのレース。登録頭数は少なかったものの、評判馬コマンドラインが快勝し、来年のクラシックを射程圏に。
レース結果
- タイムランク【スロー】/メンバーランク【C】
- RPCI=65.2
レースラップ
超スローからの完全な上がり勝負
回顧コメント
コマンドラインは前半はゆっくり(鞍上はゲートでちゃかついて出遅れたとコメントしている)。ただ、それは後ろから競馬をしたかったという鞍上の想定にもうまく合致。道中の流れがかなり遅いと判断すると馬を促して前に。ここでかかり気味にならずにコントロールされた状態で上がって行けたのは今後に向けて非常に大きい。あとは、新馬戦同様高い瞬発力をみせそのまま押し切り。いったんはステルナーティアが詰め寄るシーンもあったが、ゴール番前で突き放す余裕もあり着差以上の完勝。まずは、来年のクラシックにむけて非常に大事なキップを手に入れた。距離は伸びた方がよいタイプだと思うので、次走はホープフルだろうか。当然有力候補。
2着には2番人気のステルナーティア。こちらは遅いペースに少し行きたがるそぶりをみせていたものの鞍上がコントロールできる範囲。ただ、コマンドラインが仕掛けたときについていけなかったのは操縦性なども含めた能力の差で、(牡馬相手なので仕方ないかもしれないが)着差以上の完敗といえそう。牝馬同士の序列についてはこの後の重賞の結果をみながら判断。
3着には3番人気のスタニングローズ。こちらも超スローに泣いた格好で、まだ見切りをつけずにもう少し様子はみたいところ。
土曜は早めにしかけ快勝、日曜は仕掛けるのを我慢しても快勝・・・本当にルメールは上手い(福永騎手もあのタイミングで動いていく判断は自分にはできないと脱帽)