2歳戦もいよいよ暮れのG1にむけてのステップレースが本格化。東京マイルの重賞ということもあり、昨年のステラヴェローチェ、一昨年のサリオス、その前はグランアレグリア、ダノンプレミアムと勝ち馬はそうそうたる馬ばかり。今年は、評判馬のコマンドラインが登録。
サウジアラビアRC 過去7回(2014年のいちょうS含む)の傾向
- 1番人気は、2-3-1-1 連軸としては信頼できるが頭固定は危険
- 勝ち馬は1~4番人気まで
- 2着は1・2番人気で6頭
- 前走距離は1600mが4勝、1800mが2勝、1500mが1勝で前走短距離戦は割引(前走1200mの馬は馬券内ゼロ)
- 前走東京1600mだった馬は 3-0-0-0 とパーフェクト
- 前走上がり1位だった馬が5勝2着5回
- 前走PCIは53~60が4勝で最多(60超は1勝止まり)
- なぜか単勝2倍台の馬に勝ち馬なし(0-3-1-0)
- ディープインパクト産駒が2勝
- ノーザンファーム生産馬が3勝2着5回
- 横山典が3勝
サウジアラビアRC 過去レースのラップ比較
- 年によっては、ただの上がり勝負ではないスタミナも問われる展開になりうる点に注意
- ※前走1200m戦のスピードが勝ちすぎた馬では厳しい
出走馬
出走馬の補正タイム比較
主な参考レースのラップ比較
※クローバー賞は1500mなので、グラフの読み込みに注意が必要
見解
小頭数ながらもなかなか見所のあるメンバー構成。
本命には、筆者自身今年のPOGで指名しているコマンドライン。デビュー戦が今回の舞台と同じ東京マイル戦で上がり最速の圧勝劇。この新馬戦で3着だったフェスティブボスはアスター賞で3着。この組み合わせなら3着を外すことはあるまい。心配なのは鞍上のルメール騎手のこのレースでの成績がいまひとつなこと。
対抗には、新潟2歳Sで5着だったスタニングローズ。上掲のとおり新潟2歳S自体は比較的ハイレベルな一戦で5着のスタニングローズでも補正タイムは100で、当然ここでも勝ち負け。
※新潟2歳ステークスの回顧
▲には、スティルナーリア。こちらも新馬戦は鋭い末脚を繰り出し3馬身差の圧勝。上のグラフでもわかるように瞬発力の高さは相当といえそう。ただ、過去傾向でも触れたように、前走PCIが高すぎる馬はこのレースでの相性はそれほどよくなく、坂のあるコースを経験していないという点を差し引いての▲。
馬連であれば、この3頭の争いという見立て。
買い目
3連単は過去傾向&配当妙味をふまえてコマンドライン2着付け