スプリングS 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

1957年に創設された4歳(現3歳)限定の重賞レース。創設当初は東京芝1800mの条件で実施されていたが、1960年からは東日本大震災の影響で阪神競馬場で開催された2011年を除いては中山芝1800mで実施されている。皐月賞のトライアルレースとして指定されており3着までの馬に皐月賞への優先出走権が与えられる。なお、寄贈賞は日曜競馬中継を行うフジテレビ社によって贈呈される。

目次

スプリングS 過去レースのラップタイム

中山芝1800mは内回りコースを1周するため向正面からのロングスパート戦になりやすい。スプリングSは、「皐月賞の優先出走権争い」の影響もあり緩みのない流れになりやすい。また中山内回りらしくレースが早めに動く(4コーナーで早くなる)。

1~3着馬の脚質分布

緩みのないラップで早めに動く馬の多い展開になりやすいこともあり、同週開催のフラワーCと比べると遙かに差しの届くレース。3・4コーナーの機動力や内外の有利不利を丁寧に見極めたい。

スプリングS 枠番・馬番別の傾向

内か外で真ん中はやや割引という傾向。3・4コーナーでごちゃつく展開になりやすい傾向のあるレースでもあり「スムーズ」に競馬できるかどうかは重要なポイント。

スプリングS 人気別の傾向

1番人気は中山開催の過去19回で4勝11連対。直近10年の複勝率80%3で連複系の信頼度は高いが、「頭」で狙う妙味は欠ける。人気分布も広いレースであり3連単の買い方は注意したい。

スプリングS 前走レース(ローテーション)別の傾向

前走重賞組vs前走1勝クラス勝組という構図だが馬券的な妙味が高いのは前走1勝クラス組。また、未勝利戦組は大幅に割り引いてよいこと、シンザン記念組の近年成績が振るわないことも覚えておきたい。

スプリングS キャリア別の傾向

キャリア3~6戦あたりがボリュームゾーン。前走が条件戦という馬についてはキャリア5戦までが一応の目安でそれよりも使い込んでいる馬はさすがに上り目が少ないので割り引いてよい。

スプリングS 種牡馬別の傾向

過去20年の勝ち馬を排出した種牡馬の一覧。ディープインパクト産駒がわずかに1勝(直近5年は馬券絡みすらなし)どころか馬券絡みもない。ノーザンダンサー系やロベルト系といったロンスパ戦に強いタイプの種牡馬産駒の好走例が多い。

スプリングS 騎手別の傾向

横山典・デムーロが3勝しているが、横山典は近10年の馬券絡みはなし。また、近年では柴田大知(マイネル)が3回の馬券絡み。


スプリングSはこの馬を狙え!!

  • 前走2000m以上の1勝クラスを好位からの競馬で勝ってきたキャリア5戦以内の馬
  • 前走きさらぎ賞・共同通信杯で1番人気だった馬