共同通信杯 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

レースの正式名称は「共同通信杯(トキノミノル記念)」で、寄贈賞は共同通信社。トキノミノルは1951年に無敗の2冠となった直後に死亡してしまった伝説の名馬。東京競馬場で開催される重賞のため3冠レースに向けて有力馬が集結することも多い重要なステップレース。近年の勝ち馬にも、エフフォーリア(2021年)、ディーマジェスティ(2016年)、リアルスティール(2015年)、ゴールドシップ(2012年)と豪華な顔ぶれが並ぶが、筆者にとって一番印象深いのは積雪のためにダートに変更となった1998年のエルコンドルパサー。

“あの”リンパマッサージセルライトスパッツシリーズに待望の男性用加圧インナー登場!4860円(税込)!

目次

共同通信杯 過去レースのラップタイム

2003年以降・東京良馬場開催時の平均RPCIは56.4、1000m通過61.5秒で「スローからの上がり勝負」の傾向が強い。勝ち馬の上がり3F平均も33秒台(33.9)でコースコンディション・展開によっては33秒前半の上がりが求められるケースも少なくない。

1~3着馬の脚質分布

よどみのない流れのなかで早い上がりも要求されるレースでは、極端な脚質の馬は苦しく、過去20年で逃げて勝った馬はわずか1頭。好位勢からタフに粘り込めるタイプと中団から鋭い瞬発力で差してこれるタイプを軸に据えるのがセオリー。上がり3F最速の馬は8-4-5-7で連対率50%、複勝率70%。

共同通信杯 枠番・馬番別の傾向

出走頭数の揃わない年も多いレースであることは注意しておきたい。ただ、それを割り引いても真ん中より内が優勢といえる。

差し馬も「内」から

上記は、過去20年のうち中山開催となった2003年を除いた「4角7番手以下の馬の枠番別着度数」。内が有利という傾向は「前への馬への意識」を強くさせるが、「差しも内が優勢」という強いトラックバイアスになりやすいレースであることは覚えておきたい。

共同通信杯 人気別の傾向

1番人気は過去20年で4勝、過去10年ではわずかに1勝で信頼度はいまひとつ。配当面では、過去10年で7連対の3番人気に妙味がある。2021年のエフフォーリアなどの例のように「このレースをきっかけ」に出世街道を歩む馬が多いのも近年のトレンド。
また、出走頭数の割に6~10番人気の馬券絡みが多いことにも注意しておきたい。

共同通信杯 前走レース(ローテーション)別の傾向

朝日FS組みが8連対だが2着が6回で、実際にはラジオNIKKEI賞時代を含めたホープフルS組の方が勝ち馬は多い。また近年では同コースで行われる東スポ杯組の活躍が目立つ。

共同通信杯 キャリア別の傾向

キャリア4戦が最も好成績。ただし直近10年ではキャリア4戦を超える馬からは勝ち馬はでておらず、使ってきた馬よりはフレッシュな馬を上にとりたい。

共同通信杯 種牡馬別の傾向

上記は中山開催となった2003年を除いた過去19年の種牡馬成績。ディープインパクト産駒が3勝6連対と抜けた成績を残している影で、ステイゴールドーオルフェーヴルのラインが連対率5割の好成績。

共同通信杯 騎手別の傾向

現役では北村宏・武豊が2勝、柴田善が4連対。ルメールの成績が振るわないのは気になるが、実際には「本番で騎乗予定の馬が使っていないだけ」という背景事情によるところが多い。


共同通信杯 狙い馬のプロファイル

  • 東京スポーツ杯2歳Sを好位からの競馬で勝ち負けした馬
  • 東京芝2000mの前走を早い上がりで勝ち上がった馬