日本競馬史上2頭目の三冠馬であるシンザンの功績を称えるために1967年に創設されたレース。1600m戦ということもあり、かつてはどちらかといえば重要度の低い3歳重賞だったが、近年の勝ち馬には、ジェンティルドンナ、ミッキーアイル、アーモンドアイ、ピクシーナイトがおり、スター馬の登竜門になりつつあるレース。
2021年~2023年は、京都競馬場の改修工事に伴い中京記念での開催。
シンザン記念 過去レースのラップタイム
京都金杯のデータ分析でも触れたように、中京1600mは京都1600mと比べて持久力ラップの傾向が強い。京都金杯では、今年も同様のラップ傾向が続いていて、その数日後に開催されるシンザン記念でもメンバーバイアスによる(超)スローにならないかぎりは同様に考えてよさそう。
シンザン記念 人気別の傾向
1番人気は過去20回で7勝2着1回3着1回。勝率はともかく連対率・複勝率は物足りない。しかも直近10年でも3-0-1-6とピンパー傾向気味。それならば、過去20回・直近10年の双方で1番人気を上回る2番人気から狙った方が配当的な期待も高い。
ちなみに、2021年のピクシーナイトは4番人気で、2012年のジェンティルドンナは2番人気。このレースをきっかけにサクセスストーリーのはじまる馬は多いが、必ずしも人気で勝っているというわけではないことは覚えておきたい。
シンザン記念 キャリア別の傾向
これまでの過去傾向からはキャリア1戦の馬は基本的に割引。ちなみに、直近10年において馬券になったキャリア1戦の馬は、ヴァルディゼール、ツヅミモン、ジュエラーの3頭で、いずれも新馬戦は1600m。
また、数を使っている馬(キャリア4戦以上)で10勝していることも忘れないでおきたい。
シンザン記念 前走レース(ローテーション)別の傾向
前走朝日FSのG1組が実績的には最上位。とはいえ配当的な妙味が薄いことは注意しておきたい。直近10年で馬券になった馬のうち、前走1600m未満だった馬は、ピクシーナイト(2021年)、シゲルノコギリザメ(2016年)、タマモベストプレイ(2013年)の3頭のみ。
シンザン記念 種牡馬別の傾向
サンデーサイレンス系が圧倒的に強い結果に。ただ、京都よりも平均ペースよりになることが想定される中京1600mでは、ギアチェンジタイプよりはスタミナ色の強いハーツクライ・ステイゴールド系、あるいはロベルト系(2021年はモーリスが1・2着)に注目したいところ。
シンザン記念 騎手別の傾向
過去20回では、武豊・浜中が4勝。ルメールは金杯デーはお正月休み中で、休み明けの初仕事がシンザン記念というケースが多い。
シンザン記念 狙い馬のプロファイル
- 前走1400mor1600mの1勝クラス&上がり3F1位の馬