【重賞回顧】新潟2歳ステークス

今年最初の2歳マイル重賞。頭数の割にはレベルの高いメンバー構成・レース内容となり、上位馬のこれからにも注目

レース結果

  • タイムランク【B】/メンバーランク【C】(GC「今週の結果分析」)
  • RPCI 59.1
    ※主催者発表の公式記録もご確認ください

レースラップ

  • 例年に比べ前半は緩いペースとなったが、その分レースが動き出すのも早く、瞬発力・持久力ともに問われる結果に。
  • 後半1000m57.7のあがりはかなり優秀

回顧コメント

勝ち馬△セリフォスは、新馬戦をタイムランクAの好時計勝ちで、その性能の高さをここでも示した。ダイワメジャー産駒ということで、瞬発力勝負で分が悪い・・・思ったが上がり最速は立派。気の悪さもみせてはいたので、2000mの皐月賞・2400mのダービーはさすがにどうかと・・・という感じはあるが、マイルまでなら現時点では同世代の主役級。

2着には1番人気の○アライバル。こちらはハービンジャー産駒ということでマイルはちょっと忙しい感じ。ルメール騎手も「エンジンの掛かりがちょっと遅かった(がスピードに乗ってからはすばらしい脚だった)」という趣旨のコメント。クラシック路線という意味ではこちらの方が期待度は上。陣営によると使い込めない体質ということらしいので、まずは賞金加算できたことは何より(ただ、クラシックの出走権を確実にするにはもう1回加算しないと・・・)。今週の札幌2歳S出走のリューベックといい、この世代はハービンジャーの当たり年かも。

3着には◎オタルエバー。できればハナにはいきたくなかったと思うが、押し出される形でハナへ。2番手でもっと溜められる形になっていたらもっときわどかったと思われるので、1・2着との勝負付けはまだ。こちらも能力はかなり高く、上位3頭は新馬戦で見せた能力をそのまま示せたといえそう。

4着には前走ダリア賞の▲コムストックロード。ダリア賞が少頭数だったこともあり、人気はなかったが、ダリア賞自体のレースラップはそれなりの内容で、4着という成績はフロックではなく、単純にキレ味の差。瞬発力よりも持久力が問われるレースになれば一発もありえるので、人気のないときこそ狙ってみたい馬。