【今週の重賞①】阪神カップ

2006年に行われた阪神競馬場の改修にあわせて新設された重賞。前後に京阪杯や金杯・香港シリーズがあることから1400mのスペシャリストが集まる傾向に。
今回はレース創設から過去16回のレース傾向などを紹介。

阪神芝1400mの傾向

阪神C 過去レースの傾向

  • 1番人気は 3-1-2-9 と信頼度は低い(過去10年で、1-0-1-8)
  • 勝ち馬分布は、1~11番人気で、8番人気の4勝が最多
  • 2・3着馬分布もかなり広く超高配当狙いに割り切っても○
  • 前走マイルCS組が 5-8-7-49
  • 前走京阪杯・スワンS組が2勝ずつ
  • 前走条件戦からの馬券絡みはゼロ
  • 3歳・4歳が3勝、5歳・6歳が4勝(年齢分布はほぼフラット)
  • 牝馬は 3-2-2-36 で牡馬よりもやや優勢
  • ディープインパクト・フジキセキ産駒が4勝で最多(4-0-3-14)
  • サンデー系種牡馬が圧倒的に強いレース
  • ロードカナロア産駒はここまで馬券絡みなし(0-0-0-4)※ミスプロ系種牡馬全体で相性の悪いレース
  • 前走から斤量が2kg以上増えた馬は 0-1-2-17 で割引
  • 7枠が4勝・1枠が3勝(最も成績が悪いのは6枠の0-1-1-28)
  • ルメール・デムーロ・吉田豊・福永が2勝ずつも、短期免許騎手が合計3勝

阪神C 展開の傾向

阪神C 平均ラップ

  • 2006~ の平均RPCIは 43.3

阪神C 1~3着馬脚質

  • 馬券の中心は好位~差し馬
  • 上がり最速 3-2-6-10 上がり2位 4-2-1-12 ※差し届かないケースも多数
  • 上がり4位・5位の馬で4勝、6位以下の馬も4勝
  • 絶対能力よりも立ち回り(展開)に左右されるケースも多いことに注意

阪神C 出走馬

阪神C 見解

上位拮抗で色んな馬から狙える非常に難しいレース。しかも、関西地方は今日から雨予報で、明日の昼くらいまで残る見込み。まずは、稍重~重くらいの馬場を想定して予想を組み立てることに(※良馬場濃厚なら予想を差し替えます)

本命には、シヴァージ。このメンバーでフルゲートとなれば、馬場が渋ったところでペースが遅くなるとも思えず、RPCIは40台前半(30台後半もありうる)タフな流れを想定。時計がちょっとかかって差し馬向きの流れになればタフな差し脚が強みのこの馬の良さが最大限に発揮されそう。

相手には、血統的にタフな流れへの適性が高そうなグレナディアガーズ。気性的に1600mよりは1400mの方がパフォーマンスもあがりそうで、外目の好位をとれそうな6枠12番も絶好。外国人騎手の愛称がよいレースなだけに、C・デムーロへの乗り替わりもプラス。

3番手にはこちらも3歳馬のソングライン。1400mは紅梅Sが強い内容で富士SからのローテーションもG1で消耗していないと考えればプラス。古馬・牡馬との斤量差も馬場が渋れば大きなメリットに。

穴で押さえておきたいのは、(右回りがどうか・・・という懸念はあるが)1400mに戻るラウダシオン、父リアルインパクトはこのレースの覇者でもあるだけに一変があっても。ちょうど8番人気くらいというのあり(過去傾向参照)単勝だけでもちょっと買っておきたい。

以下、内から順に、タイセイビジョン、ホウオウアマゾン、ファノンファンタジー、サウンドキアラ、ルークズネストまでが連対圏内。雨で時計がかかるようならタイセイビジョンの内差しは特に警戒しておきたい。ルークズネストは良馬場なら重い印を打ちたかったが、稍重~重前提の予想では割引。

荒れる傾向がハッキリしているレースなのでヒモ(✕)は手広く。特にデュープロセスの3着飛び込みは警戒しておきたいところ。

阪神C 買い目

阪神C 買い目差し替え

まさかの夜に1滴も降らずの良馬場ということで買い目を差し替え