2015年にGⅢに格上げされたばかりの新しい牝馬限定重賞。牝馬限定・ハンデ戦・中山芝1600mコースと荒れる条件が揃っている重賞なだけに、重賞格上げ後の三連単はすべて万馬券(うち2回は20万円超)。今年も非常に難解なメンバー構成になりそう。
今回は1600mの現在の条件になってからの(OP時代含む)過去15回のレース傾向などを元に検討
中山芝1600mの傾向
ターコイズS 過去15回の傾向
- 1番人気は 4-1-2-8(勝率27%・連対率33%・複勝率47%) と信頼度は低い
- 安定感があるのは3番人気(3-5-1-6)
- 単勝で妙味が高いのは5・6番人気
- 1-3番人気で8勝も、9番人気・11番人気・14番人気が1勝ずつしており頭荒れにも要警戒
- 人気薄の勝ち馬に共通しているのは逃げ・先行の前残り
- 2・3着も10番人気以下が飛びこむケースがあり「穴狙い」に徹するのも面白いレース
- 3歳馬がやや優勢も3~5歳馬は互角、6歳以上は割引
- 基準斤量+1kgは信頼度高いが、ボリュームゾーンは53~55kg
- 前走ユートピアS(3勝クラス)組が4勝(を含む前走条件戦組が7勝)
- エリザベス女王杯組が3勝・秋華賞組が2勝
- 府中牝馬S組は3着までで連対なし
- 前走もマイル戦の馬から狙う(7-7-5-53)
- 休み明け4戦目(当レース前に3戦)の馬が7-5-6-52、5戦目が 3-3-2-18 と好成績
- 4枠が最多の5勝
- 横山典が3勝、松岡・柴田大・ルメールが2勝、柴田義も4連対
ターコイズS 展開の傾向
ターコイズS ラップペース分布
- RPCI分布は39.6(2008)~60.5(2010)
- 2006~の平均RPCIは 47.5 で平均ペースの持久力勝負
ターコイズS 1~3着馬の脚質別傾向
- 好位勢(4角5番手以内)の馬を軸に据えるのがセオリー
- 上がり3F1位の馬は 1-1-3-11 で差し届かないケースが多いことに注意
- 上がり3F2位の馬が3勝、上がり3F5位以下の馬が11勝
ターコイズS 出走馬
ターコイズS 見解
本命にはスマートリアン。2走前の京成杯AHは見所のある惜しい内容。中山・マイルに戻ってこの斤量であれば。来年のためにもここはしっかり賞金加算しておきたいところ。
相手は、実績上位のマルターズディオサ。今日の馬場で56kgというのはけっして楽な条件ではないが、他馬との相対的な比較ではそこまで重いわけでもなくギリギリ許容範囲か。頭は厳しいかと思う反面、2・3着としては最も安定感がある。
3番手には少し穴っぽいところからレッドフラヴィア。昨夜の雨で時計面がかかるようになれば、53kgのハンデも活かしやすい。前走3勝クラスを勝った同じコースで