残念JBCというポジションになりつつある当レース。とはいえ、この後のチャンピオンズC、東京大賞典の出走枠をかけて賞金加算したい馬が揃い面白いメンバー構成。今年で11回目の比較的新しい重賞のため過去10回分の傾向などを踏まえて検討。
みやこS 過去10年の傾向
- 1番人気の信頼度は標準~やや低め(3-2-1-4)
- 2番人気が4勝(ただし、4-0-0-6 と明かなピンパー傾向)
- 7番人気の2勝が最低人気での勝利。別定重賞なので勝ち馬は上位人気から
- 11番人気以下の罵言絡みはゼロ
- 前走エルムS組が3勝(3-0-0-8)
- ブラジルC・太奏Sが2勝ずつ
- 帝王賞からの直行は、0-0-1-2 とこれまでの10年では勝ち馬ゼロ
- 牝馬は、0-0-0-4 とやはり苦戦(出走自体少ない)
- 4歳が6勝2着2回、6歳が3勝(残り1勝は5歳)
- 3歳馬は 0-3-1-14 と2着までで苦戦傾向
- 勝ち馬はすべて馬体重480kg以上(460kg未満は馬券絡みゼロ)
- 上がり3F最速の馬が 3-4-4-1 と複勝率90%超
みやこS 出走馬
みやこS 見解
単勝オッズも割れているようにかなり混戦模様の組み合わせ。人気上位のクリンチャー・オーヴェルニュは帝王賞以来。どちらも中間の時計も十分でていて仕上がり自体は問題がなさそう。ただ、どちらもこの次が目標の馬で、ここでメイチの仕上げとは考えづらく、そこに他馬のつけいる隙はありそう。
本命には、過去10年で最も勝ち星の多い56kg・4歳からメイショウハリオ。終いの鋭いタイプで今の差しの届くようになった阪神ダートも合っている。好位で競馬をしたい有力馬が多いだけにちょっとペースが厳しくなったところを直線で強襲するイメージ。
2・3番手にはここまでの実績に敬意をはらってクリンチャーとオーベルニュ。斤量も軽く今年同様阪神コースでの開催となった昨年の勝ち馬を上位に。
4番手に警戒したいのは、ロードブレス。こちらも阪神コースは得意で終いがしっかりしている馬。エルムSは立て直した効果もあっての3着、元々重賞常連組で実績上位。頭という意味ではこの4頭まで。
以下、2着候補には、内からアンセッドヴァウ、ロードゴラッソ、スワーヴアラミス。
傾向的には比較的堅く決まるレースではあるが、今年はかなり拮抗したメンバー構成でもあるので、ヒモは手広く。