【阪神ダート1800m】競馬場全コース紹介 過去5年のコース傾向

目次

阪神ダート1800mコースの特徴

ダートスタート1周コース直線坂あり
  • 直線スタートの1周コース(ダートスタート・ゴール前坂を2回登るコース)
  • 1角進入までは303m
  • 向正面から直線坂まではずっと下り
  • 直線352.7.6m(残り200m地点から坂あり)
  • 高低差1.6m
  • フルゲート16頭

阪神ダート1800mコースで行われる重賞レース

アンタレスステークスのラップタイムやレースの傾向を過去のレース結果分析に基づいて紹介。各種のデータを表やグラフを用いてできるだけ一目でわかるように解説しています。

阪神ダート1800m ラップタイムの傾向

2017年~2021年に阪神ダート1800m・良馬場で実施された全レースの結果に基づいてデータを紹介。

クラスごとの平均ラップタイム

折れ線グラフ中の数値は「古馬OPクラス」の平均ラップタイム

どのクラスも隊列が決まった後は淡々とした平均ペースで流れていくダートの中距離戦らしい持久力戦ラップの傾向。また、ゴール前に急坂があるという点で共通点が多そうな中山ダート1800mよりも上がりが早い点に特徴がある。

クラスごとの平均RPCI・PCI3および前後半ラップ比較

スローからの上がり重視となる新馬戦を除けば、ダート中距離戦らしい前傾のラップ傾向。ただし、古馬OPクラスでは前半4Fと後半4Fのタイムが逆転し後傾ラップになっている点には注目しておきたい。ダート中距離路線では一般的な傾向としても3勝クラス→OPで一気に上がりが早くなる傾向があるものの前半4Fよりも後半4Fが早くなるのは珍しい

1~3着馬の脚質分布

ダート中距離戦らしく好位勢が圧倒的に優勢。上がり3F1位の馬は勝率47%・連対率67%・複勝率79%とかなり優秀。また、逃げ馬はクラスがあがるにつれて苦戦傾向が強く、上級条件では展開利の有無を丁寧に見極めた上で判断することが重要。なお、馬場が悪化した場合でもこの傾向は大きく変わらない。

【参考】阪神ダート1800m(2017年~2021年・良馬場)逃げ馬のクラス別成績

阪神ダート1800m 枠番別の傾向(回収率・連対時脚質の比較)

内目の枠の回収値がやや低く、外から被されずにジワっとあがっていきやすい外目の枠の方が優勢という結果。どの枠からでも「ポジションを取る」ことが好走するための重要な条件

阪神ダート1800m そのほかの傾向

  • 1番人気の信頼度は標準(勝率約35%・連対率約55%・複勝率約67%)
  • 超人気薄が1着にくることも
  • 前走も同距離から狙うのがセオリー
  • 馬体重440kg未満になると苦戦傾向が顕著
  • 8枠のみ単勝回収値がプラス・行き場をなくしやすい2枠はやや割引
  • オルフェーヴル・ダイワメジャー・パイロ・ディープインパクト・エスポワールシチー・トランセンド産駒
  • ドレフォン・アジアエキスプレス産駒の今後に注目
  • ハーツクライ・キングカメハメハ産駒は回収値が非常に低い
  • 岩田望・藤岡佑・菱田・亀田・岩田康の騎乗馬

阪神ダート1800m 狙い馬のプロファイル

  • 前走ダート1700m~2000mでPCI52以上の末脚を使えた馬(下級条件)
  • 前走芝1800m以上からのダート替わり・逃げ(先行)が見込めるオルフェーヴル産駒