東京芝2500mは、このレースと目黒記念だけで使用される非常にレアなコース。どちらも非根幹距離・ハンデ戦ということもあり波乱に注意。
今回は、過去20年のうち他場開催の2002年を除いた19年の傾向を紹介
東京芝2500mの傾向
アルゼンチン共和国杯 過去20年の傾向
- 1番人気の信頼度は低い(4-3-2-10)
- 最多勝は2番人気の7勝(7-3-1-8)ついで3番人気が5勝
- 牝馬はこの20年で馬券絡みなし
- 前走京都大賞典組が4勝(4-4-2-53 出走頭数も多いので注意)
- 前走条件戦組が5勝
- 連対馬はすべて前走2000m以上(2400mが9勝)/2000m未満の馬券絡みは3着1頭のみ
- 4歳9勝 5歳・6歳4勝 3歳2勝
- 基準斤量+1kg(5勝)、-1kg(8勝)が狙い目
- 前走比斤量増が4勝(4-4-2-27)、前走比斤量減が12勝(12-13-14-155)
- 斤量増は+1,5kgまで、斤量減は-2~-2.5kgに妙味
- 2枠・5枠・4枠が4勝ずつ。4枠は0勝
- ハーツクライ産駒が 3-2-0-13 と好成績
- ゼンノロブロイ・オペラハウス・ジャングルポケット・ステイゴールド・グラスワンダー・ルーラシップ産駒が複数回連対
- ディープインパクト産駒は、0-1-0-14 と苦戦傾向
- 横山典が3勝・吉田隼が2勝
アルゼンチン共和国杯 過去レースのラップ比較
- 平均RPCI=55.17 ※43.5~70.3と偏差が大きいことに注意
- 直線だけの上がり勝負というよりは長く脚を使わされる持久力戦になるケースが多い
- 上がり3F最速の馬の成績 6-6-5-3 (連対率60%・複勝率85%)
- 上がり4位・5位の馬も6勝しており、好位からの粘り込みにも警戒が必要
- 逃げて勝ったのはわずか1頭
アルゼンチン共和国杯 出走馬
アルゼンチン共和国杯 見解
本命には、ディアマンミノル。前走京都大賞典は、展開に泣いた形の4着。東京へのコース替わり、2500mへの距離延長はこの馬にとってはプラス材料。過去傾向ともかなり合致する点も心強い。中間も従来よりも攻めを強化しておりまさに充実期の印象。54kgのハンデにも恵まれたここはしっかり結果を出したいところ。
相手には、昨年の勝ち馬で実績最有力のオーソリティ。数少ない懸念材料は、骨折の影響がどれくらい残っているかという点。57.5kgの斤量は特に問題ないと思われるので、休み明けが問題なければ圧勝のシーンも十分で、「この2頭が抜けている」というのが当サイトの結論。
3番手には安定した末脚の持ち主フライライクバード。こちらも根幹距離よりは非根幹距離というタイプで、マイネルウィルトスも同じようなタイプだが、2500mの適正という点でこちらを上位。
このレースと相性の良いハーツクライ産駒のアドマイヤアルバ・ゴーストの2頭も穴候補として拾っておきたい。ディープ産駒はサトノソルタス以外は評価を下げた。