中山名物の伝統の一戦。以前であれば、地方馬が中央に参戦できる数少ないレース(出走馬の条件を問わないというのがレース名の由来)だったが、ダートに交流重賞路線が整備されてからは地方馬の参戦も少なく・・・。
今年は大阪杯勝ち馬のレイパパレがここから始動。
・中山2200mの傾向・特徴
過去18回(過去20年のうち他場開催となった2002年、2014年を除く18回)の傾向
- 1番人気は信頼度・配当期待共に低め(6-4-1-7)
- 単勝1.4倍以下には逆らわない
- 単勝7~10倍の馬に妙味
- 7枠4勝、3・6・8枠3勝(1枠は0-5-0ー17)
- 5歳馬が7勝2着8回でトップ
- 牝馬が好成績(3-2-2-9)
- 前走距離2000m以上の馬が優勢
- 前走宝塚記念の馬(5-5-2-7)、札幌記念の馬(5-1-2-14)
- ノーザンダンサー系種牡馬産駒
- 母父ナスルーラ-系
- 人気薄の逃げ馬
- 柴田善臣が3勝
過去18回(過去20年のうち他場開催となった2002年、2014年を除く18回)のラップペース
- 平均は向正面からのロングスパート戦といえるが、超スローからハイペースまでさまざま
主な前哨戦のラップ比較
- オールカマーの平均と親和的なのは、七夕賞・日経賞のラップ
出走馬
見解
2200m戦でのレイパパレの信頼度によって結論が大きく変わりそうなレース。この夏にさらに成長して・・・という可能性があることは否定できないものの、筆者としてはレイパパレは2000mまでというジャッジ(宝塚記念のレース回顧)。
展開としても、ウインキートス、セダブリランテス、ロザムールあたりがいることから、レイパパレ自体はおそらく番手の競馬で、大阪杯のように自分でペースを作れるということにもならさそうで、先週のセントライト記念のように緩みのない持久力勝負のレースになりそう。
◎(本命)には、国際GⅠでもあり実績としても格上になるグローリーヴェイズ。改修工事で得意の京都を使えないのは痛いところだが、天皇賞外回りコースの実績があれば中山外回りコースも十分こなせそう。
○(対抗)には、中山2200m巧者のステイフーリッシュ。前走は心房細動での競走中止だが、使ってくる以上は状態には問題がないはず。こちらはこれから始まるGⅠシリーズよりもGⅡのこちらこそというタイプでもある。
▲(単穴)には、日経賞勝ちのウインマリリン。日経賞もかなりの持久力勝負のレースでこのレースでの再現性も高そう。本当は本命にしたかったところだが、レース愛称の悪い1枠ということで▲まで。不利なくスムーズに運べれば圧勝までありうる。
△(連下)には、ランブリングアレー、レイパパレ、キングオブコージで、ここまでが連対候補。
3連復のヒモは手広く。
買い目
◎○▲のワイドボックスが本線
3連単は買い目が際限なく拡がりそうなので、マウントゴールドの3着付けのみ