【重賞回顧】セントウルS

サマースプリントシリーズの最終戦。スプリンターズSへのステップとしても興味深い一戦。人気のレシステンシアが高いスプリント能力を見せつけて勝利。

レース結果

  • タイムランク【D】
  • メンバーランク【C】
  • RPCI=39.8

ラップペース

 20040060080010001200走破タイム
2021高松宮12.210.711.211.511.612.001:09.2
高松宮平均12.010.511.311.411.512.101:08.8
セントウル11.910.310.710.911.112.301:07.2
  • 開幕週という点を差し引いてもシャンデリアムーンのこのラップはかなり早い

回顧コメント

最終的には単勝1倍台の指示となったレシステンシアがハイペースの2番手からそのまま粘り込み。上でも触れたように、シャンデリアムーンが刻んだラップはかなり早くその2番手追走からきっちり残せたことは2着馬との着差よりも大きい。ここにきてスプリンターとしてさらに1枚高みに登った印象も。現時点では、スプリンターズSの最有力。

2着には3歳馬ピクシーナイトでCBC賞に引き続いての2着。今年のサマースプリントシリーズは3歳馬が大活躍で、わたしの想像以上に短距離路線の3歳馬は豊作だったということ(感覚的には中長距離よりも短距離戦の方が古馬の壁は厚いという認識)。道中外を廻ったロスを差し引けばレシステンシアに先着している計算になるが、スプリント戦は、ロスのないポジションをとれるテンの早さも重視すべきで、次の課題はこの点。

3着には、やっと主戦が決まって鞍上もすっかり手の内にいれたクリノガウディー。OPを連勝して賞金加算できたことでローテーションも組みやすくなったことも大きなプラス材料。降着になった高松宮記念での走りは決してフロックではない。

もったいなかったのが4着のジャンダルム。出遅れがなければ、、、と言いたいところだが、ここ数年続けてゲートを決められていないところは気がかり。本当に、たられば・・・になってしまうが、発馬さえ決まればスプリンターズSをあっさり勝っても驚かないくらいに馬は充実してると思われる。