クイーンカップ 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

正式名称は、デイリー杯クイーンカップで、デイリースポーツ社が寄贈賞を提供する重賞レース。1966年に4歳(現3歳)牝馬限定の重賞として創設され1981年以降は東京芝1600m、1998年から現在の施行時期で開催されている。東京コースでのマイル戦ということもあり、現在は春の牝馬クラシックを占う重要なステップレースに。近年の勝ち馬には、クロノジェネシス、メジャーエンブレム、アカイトリノムスメ。

目次

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クイーンC 過去レースのラップタイム

東京芝1600mはクラスがあがるほどロンスパ色が強くなり「スピードの時速力」を強く求められるようになる。2018年以降(~更新日現在まで)に東京芝1600mで行われた3歳1勝クラスの平均RPCIは56.1なのに対し、クイーンカップの平均RPCIは50.4となっており前半ペース(3・4コーナー区間)の流れはかなり厳しくなる。

1~3着馬の脚質分布

【①好位→②差し/追込→③差し/追込み】が基本のパターン。
3・4コーナーのペースに緩みがなく「早い上がり」も求められる展開傾向は「逃げ馬」にはかなり厳しい。特に2・3着馬は後ろからの馬が圧倒的に優勢。

Dコースでも追込み馬の軽視は危険

前週に行われる東京新聞杯と比べて「追い込みでも届く」傾向が顕著。4角最後方から馬券になる例も少なくないことは覚えておきたい重要なポイントのひとつ

クイーンカップ 枠番・馬番別の傾向

前週(同じDコース)で行われる東京新聞杯は「内の回収値が高い」傾向があったが、クイーンカップはその逆で全般的には真ん中から外の回収期待値が高い。3歳牝馬というデリケートな条件であることから距離ロスよりも「スムーズな競馬」をできる利点の方が大きいことのあらわれといえる。

クイーンカップ 人気別の傾向

1番人気は過去20年で10勝、過去10年で4勝。複勝率も過去20年で75%・過去10年で70%と馬券から無視するのは危険。ただ、2・3着の人気分布は広いため相手は絞りすぎずに広く受けることを意識したいレース。

クイーンC 前走レース(ローテーション)別の傾向

最も成績がよいのは阪神JF組。ただ、出走頭数も多く回収値でプラスになっているのは阪神JFで0.5秒差以内負けまでの馬のみ(勝ち馬は回収値マイナス)。また、前走コース・前走上がりタイムなどのファクターからでも高回収率条件のみつからないレース。平場1勝クラス&牝馬限定未勝利戦からの馬に好走例がないことは消しデータとして有益・

クイーンカップ キャリア別の傾向

好走例が最も多いのはキャリア3戦の馬。キャリア5戦までは割引不要と考えてよさそう。

キャリア1戦(1戦1勝馬)は単勝オッズなりに相手まで

上記は、「キャリア1戦でクイーンカップに出走した馬」の単勝オッズ別着度数。この時期の3歳戦は「遅れてきた大物候補」と騒がれる馬が過剰人気になるケースも少なくないが、キャリア1戦馬の単勝回収値は致命的に悪いレベルで「単勝オッズなりに相手まで」という扱いが正解。

クイーンC 種牡馬別の傾向

3歳牝馬&東京コース=ディープインパクト産駒というイメージが強そうだが、ディープインパクト産駒の回収期待値は低い(人気薄の激走例が少ない)。また、新馬・未勝利・条件戦よりもロンスパ傾向が強くなることをうけ「タフな流れに強い」種牡馬の名前が多い。

クイーンC 騎手別の傾向

現役ではルメールが3勝・福永が2勝。3歳牝馬クラシックに実績のあるジョッキーから。


クイーンカップ 狙い馬のプロファイル

  • 阪神JF0.4秒差以内負けの馬
  • 前走2000mの牡馬混合戦で好走してきた馬