ニュージーランドトロフィー 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

NHKマイルCのトライアルレースで3着までの馬に優先出走権が与えられる。
1983年に4歳(現3歳)限定の重賞として創設され、翌年のグレード制導入からはGⅢ、1987年からはGⅡとして実施sれている。創設当初は残念ダービー的な位置づけで5月の東京競馬場で開催sれていたが、1996年にNHKマイルCが創設されたことに伴い、施行時期、条件を変更。2000年からは4月の中山競馬場芝1600mといういまの条件に。

目次

ニュージーランドトロフィー 過去レースのラップタイム

※2011年は東日本大震災の影響により阪神競馬場での代替開催

中山マイル戦での重賞らしく緩み小さい持久力戦の流れになる傾向が強い。全体傾向としては前傾色が強いといえるが、メンバー構成などによってはかなりのスローになることも。展開的なカギを握るのは2コーナー~向正面のペース。良馬場時の平均は、1000m58.3→上がり3F34.7。

1~3着馬の脚質分布

中山マイル戦の一般的な傾向と同様に、極端な脚質よりは器用に立ち回れるタイプに適したレース。
上がり最速の馬は20年で3勝・6連対しているが複勝率では上がり2位の馬に劣る。また、また、良馬場では「上がりの早い競馬」になりやすく行ききった馬がそのまま残るケースも。

ニュージーランドトロフィー 枠番・馬番別の傾向

2・3枠を頂点に外にいくほど回収率が低下する傾向が顕著。

ニュージーランドトロフィー 人気別の傾向

1番人気は過去20年で6勝をあげているが直近10年ではわずかに1勝で2番人気が5勝。2・3着は過去20年・10年ともに分布が広く難解なレース。

ニュージーランドトロフィー 前走レース(ローテーション)別の傾向

かつては先行して行われていたアーリントンCからの組の強い印象のあるレースであるが、いまは施行時期が変わりNZTの後に。近年では、ファルコンSからの組と前走1勝クラス組が中心。朝日FS組からの直行はわずかに4頭でいずれも着外(朝日FS勝ち馬のゴスホークケンも含む)。

ニュージーランドトロフィー キャリア別の傾向

キャリア2・3戦の馬の勝率が高いが、配当妙味が高いのは「適度に使われている馬」。特に前傾ラップ傾向の強いレースなだけに、これまでの経験の差が活きるケースも多い。
また、牝馬は0-2-2-30/33で20年ベースでは苦戦傾向だが、馬券にからんでいるのは全て直近10年。とはいえ、マイルで通用する一線級は桜花賞を目指すのが一般的であり「桜花賞出走にわずかに届かなかった」というタイプ以外は割引。

ニュージーランドトロフィー 種牡馬別の傾向

ディープインパクト産駒の1-1-0-1/3はさすがで出走頭数自体は少ない(3冠路線に廻る馬が多い)。ほかでは、ショウナンカンプ・キンシャサノキセキ、ヘニーヒューズ・ブライアンズタイムなどのようにスプリンター色・ダート血統色の強いの産駒の好走例が多いことにも注目。

ニュージーランドトロフィー 騎手別の傾向

横山典が20年で7連対・複勝率57%。また内田博が近10年で2勝。鞍上の駆け引き要素も強い中山マイル戦だけあって、ベテランジョッキーには警戒しておきたい。

ニュージーランドトロフィーはこの馬を狙え!!

  • 前走1600m&2・3枠の逃げ馬