日経新春杯 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

1月恒例の伝統のハンデ重賞。春の天皇賞を目指して賞金加算したい上り馬と中距離路線の常連組との対決になるケースが多く、ハンデ戦ということもあり横の比較が難しい一戦。
例年は京都芝2400mの開催だが、昨年と今年は京都競馬場改修工事のため中京2200mで施行。

日経新春杯 過去レースのラップタイム

2021年~2023年は京都競馬場が改修工事となっている影響で中京芝2200mでの実施。中京芝2200mコースは直線入り口からのスタートして芝コースを1周するレイアウト。スタート直後に坂があり、1コーナーまでの直線も十分あるので、セオリー通りならスタートから坂まではゆっくり進みたいコース(2022年のラップ)。ややタイトで登りになる1・2コーナーもゆっくり廻って、下りにさしかかる向正面中ほどからのロングスパート戦になるのが一般的な展開傾向。

日経新春杯 人気別の傾向

20年傾向と10年傾向の比較では、10年傾向の方が人気馬よりの傾向が強まっているとはいえ、ハンデ戦ということもあり頭荒れの要素を完全に消しきれない。

日経新春杯 前走レース(ローテーション)別の傾向

前走有馬記念、菊花賞など中長距離路線のトップレベルで戦ってきた馬は基本的に信頼できる。ただし、年によって出走馬のレベルに偏りがある傾向の強いレースなので、メンバーの組み合わせによっては「過去の実績よりも勢い」を重視すべきケースも。

【参考】4歳馬の前走レース別成績(過去10年)

人気の盲点になりそうなのがダービー以来というタイプ。何かしらの事情で秋の競馬を見送った素質馬がでてきたときは積極的に狙ってみたい

日経新春杯 年齢・性別の傾向

過去20年では明け4歳・5歳で17勝・2着65回・3着14回とこの2世代が圧倒的に強いレース。馬券の軸は4歳もしくは5歳から。
牝馬は、2-2-3-20と牡馬相手の2400m戦ということを考えれば健闘しているといえ、差し脚の鋭い軽量牝馬は穴馬の一つのパターンとして覚えておきたい。

日経新春杯 負担重量(斤量)別の傾向

55kg(古馬基準-2kg、4歳基準-1kg)が馬券絡みのボリュームゾーンとなっているように、軽い馬を上手に狙い撃ちたいレース。

日経新春杯 種牡馬別の傾向

ロングスパート戦に強いタイプの種牡馬が並ぶ。特に中京2200mは早めにレースが動くことが多いので、タフな流れに強い血統から。

日経新春杯 騎手別の傾向

現役では、福永・池添・デムーロが2勝、ルメールも連対率5割。


日経新春杯 狙い馬のプロファイル

  • 前走2000m以上の4歳馬
  • ロンスパ戦のレースを差して好走したことのある牝馬