阪神牝馬ステークス 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

1958年に「阪神牝馬特別」という名称で創設された牝馬限定の重賞戦で、2001年より現在の「阪神牝馬ステークス」に改称された。当初は年末開催で行われていたが、ヴィクトリアマイルが新設されたことに伴って2006年からは4月に施行時期を変更。2006年から2015年は芝1400mで実施、2016年からは芝1600mの現在の条件に。
なお、地方所属馬が当レースで2着以内に入った場合にはヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられる。

目次

阪神牝馬ステークス 過去レースのラップタイム

阪神1600m戦の平均的なラップ傾向とほぼ同じ傾向の流れ。ただ、出走頭数が多くならないことも珍しくないレースなので出走馬の組み合わせによってはスローよりになる場合も少なくない。

1~3着馬の脚質分布

1600mで行われるようになってから6年と標本は少ないが、前半1000mペースは59.5秒±1秒くらいで古馬重賞としてはスロー。密集した状態で直線を迎えての上がり勝負になる傾向が強く良馬場ではレースの上がり時計も34秒台。上がり最速の馬は差し届かず2着というケースが多いことにも注意。

【参考】阪神牝馬ステークス 上がり3F順位別着度数

阪神牝馬ステークス 枠番・馬番別の傾向

1600m戦になってからまだ7年なので参考程度のデータではあるが大きな傾向としては真ん中から外目が優勢だが、多頭数の外は割引。3・4コーナーで集団になる展開が多く内はごちゃつく不利を受けるリスクがあることに注意しておきたい。

阪神牝馬ステークス 人気別の傾向

1600mになった2016年以降の勝ち馬は1番人気2頭・2番人気2頭・4番人気2頭。1400m時代に比べると人気サイドの信頼度は増している。その他方で2着荒れ傾向がかなり強くなっていて、6年で11番人気以下の2着が2例。この2頭(+3着に入った馬)に共通しているのは「前残り」

阪神牝馬ステークス 前走レース(ローテーション)別の傾向

京都牝馬ステークス・中山牝馬ステークスからの臨戦というのがもっともスタンダードなローテーションで、勝ち馬については前走勝利からの連勝が共通項。また、1600mになった2016年以降は、前走3勝クラスからの勝ち馬は1例にとどまっている点は抑えておきたい。

阪神牝馬ステークス 年齢別の傾向

2016年以降は4歳3勝、5歳3勝、6歳1勝だが配当妙味が高いのは5歳馬の単勝。また、2016年以降に馬券になった6歳4頭には、直近レースでの好走・牡馬相手の重賞での好走という点に共通項あり。

阪神牝馬ステークス 負担重賞(斤量)別の傾向

基準斤量55gのグレード別定(2022年までより1kg増)
2016年以降は、54kg5勝、55kg1勝で54kgが優勢。56kgの馬は「0-1-0-4/5」といずれも人気サイドの馬であったことを考えると物足りない。ちなみに、56kgで唯一馬券になったのは前年にオークス・秋華賞を勝利している2016年のミッキークイーン。

阪神牝馬ステークス 種牡馬別の傾向

ディープインパクト産駒が5勝、しかもこの5勝すべては2016年以降。スローペースからのキレ味勝負はディープインパクト産駒が最も得意とする条件でもありさすがの成績。とはいえ、出走頭数も多いことからその取捨が難しい。また、2016年以降馬券になった20頭のうち18頭がサンデー系種牡馬の産駒で、残り2頭はキンカメーロードカナロア系。

阪神牝馬ステークス 騎手別の傾向

福永・川田・池添が2勝ずつあげているが、福永と池添は2016年以降馬券絡みがない。他方、川田は2016年以降で2勝。また、ルメールも勝利はないものの2016年以降、騎乗機会3回で2着が2回。

阪神牝馬ステークスはこの馬を狙え!!

  • 前走牡馬混合重賞で好走してきた馬
  • 京都牝馬ステークス・中山牝馬ステークスの勝ち馬
  • 前走有馬記念の実績馬