【セントウルS】過去レース傾向・狙い馬のプロファイル

1987年に芝1400mの古馬重賞として創設されたレース。2000年からは芝1200mに距離が短縮され、スプリンターズSの前哨戦としての位置づけがより明確になった。また、2006年からはGⅡに昇格し、サマースプリントシリーズの最終戦に指定されている。通常の開催スケジュールでは阪神競馬場で行われるレースであるが、京都競馬場改修工事の影響で2020年~2022年は高松宮記念と同じ中京芝1200mで実施されている。
当レースの優勝馬および2着までの地方所属馬にはスプリンターズSの優先出走権が付与される。

セントウルステークス 過去レースのラップタイム

馬場20040060080010001200
200211.710.610.811.210.911.9
200311.810.511.111.111.411.9
200412.311.111.211.410.511.7
200512.210.810.911.011.212.2
名稍200612.010.211.111.712.011.6
200712.210.510.710.911.111.7
200812.210.610.710.711.311.8
200912.210.710.911.211.111.7
201012.010.711.211.510.811.8
201112.210.611.311.311.012.1
201212.010.310.911.011.211.9
201312.010.910.911.010.911.8
201411.810.310.811.011.212.3
201511.910.811.311.110.911.8
201612.310.210.610.811.212.5
201712.210.810.811.111.111.5
201812.010.510.811.311.512.7
201911.910.310.810.811.311.6
名良202011.810.310.911.411.611.9
名良202111.910.310.710.911.112.3

今年(2022年)は変則開催のため、中京競馬場で実施された年と阪神開催時・同じコースで開催される高松宮記念・今年のシルクロードS(2022年)のラップを比較。時計の出やすいコンディションで行われるセントウルSは、他のレースと比べて全体的に時計が早く、高松宮記念よりも後半失速率が高い(超スプリント戦指向)のラップ傾向になっている。

1-3着馬の脚質分布

今年(2022年)は、変則スケジュールのため中京競馬場での開催で、上記も中京競馬場で実施された3回のレース結果。開幕週の馬場ということもあり、それなりのポジションにつけられていないと厳しいレース。また、阪神1200mよりも直線も長く、高松宮記念よりも前半ペースが早くなる傾向があるため「逃げ馬がそのまま残す」のも簡単ではない。

セントウルS 枠番・馬番別の傾向

枠番着別度数勝率連対率複勝率
1枠 0- 0- 0- 6/ 60.00%0.00%0.00%
2枠 0- 1- 0- 5/ 60.00%16.70%16.70%
3枠 0- 0- 0- 6/ 60.00%0.00%0.00%
4枠 1- 0- 1- 4/ 616.70%16.70%33.30%
5枠 0- 0- 0- 6/ 60.00%0.00%0.00%
6枠 0- 1- 1- 4/ 60.00%16.70%33.30%
7枠 0- 0- 1- 6/ 70.00%0.00%14.30%
8枠 2- 1- 0- 6/ 922.20%33.30%33.30%

セントウルS 人気別の傾向

1番人気が過去20年で9勝2着6回3着3回、連対率75%・複勝率80%。直近10年では6勝・連対率100%と、「1番人気に逆らうべきではない」レース。開幕週のフェアな馬場での別定スプリント戦ということで素直に能力通りの結果になりやすいレースということなのだろう。2着馬についても直近過去10年では1・2番人気で7頭と堅い決着を前提に馬券を組み立てるべきレース。

セントウルS 前走レース(ローテーション)別の傾向

前走北九州記念組が最多の6勝も出走頭数が抜けて多く狙いは立てづらい。近年のトレンドは「夏を休んだ実績馬」にシフトしていて、前走GⅠ組が直近10年で3-2-2-11と好成績。なかでも前走で上位人気だった馬の信頼度は抜けて高い(下記参照)。

【参考】前走G1出走馬の前走人気別着度数

セントウルS 年齢・性別の傾向

年齢着別度数勝率連対率複勝率
3歳  3-  5-  2- 29/ 397.70%20.50%25.60%
4歳  8-  3-  5- 40/ 5614.30%19.60%28.60%
5歳  8-  7-  6- 58/ 7910.10%19.00%26.60%
6歳  1-  2-  5- 61/ 691.40%4.30%11.60%
7歳  0-  3-  1- 36/ 400.00%7.50%10.00%
8歳  0-  0-  1-  6/  70.00%0.00%14.30%
牝馬  10-  7-  7- 75/ 9910.10%17.20%24.20%

馬券の中心は出走頭数も多い4・5歳馬。また、近年では3歳馬が馬券に絡むケースも増えているが、その多くは「サマースプリントシリーズで古馬との対戦経験を積んでいた馬」であることは覚えておきたい。

【参考】3歳馬の前走レース別着度数(過去10年)

ニュージーランドT以来の休み明けで一発回答を出したのは2015年のアクティブミノル。ただ、スローペースに持ち込んだ人気薄の逃げ馬ということもあり例外的な要素が強い。特にスプリント戦は3歳限定戦と古馬混合戦ではペースの厳しさに大きな違いもあり「対戦経験がの有無」は重要なファクターといえる。

セントウルS 負担重量(斤量)別の傾向

3歳54kg 4歳以上56kg 牝馬2kg減 を基本重量とする下記の条件でのグレード別定

  • 直近1年以内のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増
  • 直近1年以内の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
  • 1年以上前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(ただし2歳時の成績を除く)

直近のG1馬である+2kg組、特に古馬牡馬58kgは額面通り信頼してよい(直近10年では2-1-0-1で馬券外となったのは2019年のミスターメロディ(2番人気8着))のみ。57kgの馬も人気馬は堅実な結果を残していて、こちらは人気を基準にジャッジすることができる。

セントウルS 種牡馬別の傾向

直近10年ではアドマイヤムーン産駒の3勝が最多も、ファインニードル・ハクサンムーンの2頭で稼いだ成績であることも押さえておきたい。ロードカナロア産駒は1-1-1-5で、勝ち馬は2019年のダノンスマッシュ(1番人気)のみで、ロードカナロア自身も2着2回で勝っていないレース。また、母父にはサクラバクシンオーをはじめナスルーラー系種牡馬の名前が多いことも覚えておきたいポイント

セントウルS 騎手別の傾向

セントウルS 狙い馬のプロファイル

  • 1番人気の馬
  • 夏に古馬混合1200m重賞を使ってきた3歳馬