アーリントンカップ 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

NHKマイルカップのトライアル競走で3着までに入線した馬にNHKマイルカップの優先出走権が与えられる。1987年~1991年まで実施されていたペガサスステークスがその前身で1992年に阪神競馬場とアーリントン国際競馬場との提携関係が成立したことを契機に「アーリントンカップ」へ改称。当初は2月末~3月頭(通常の番組編成なら1回阪神)に実施されていたが、2018年に現在の4月開催に変更され、NHKマイルCのステップレースとしての位置づけがより明確になった。 

目次

アーリントンC 過去レースのラップタイム

全体としてはやや前傾気味のラップとなるので「完全な上がり勝負」の競馬になっているわけではない。前半1000mは59.5±0.3秒くらいが基準で上がりは34.5秒前後が一つの目安。

1~3着馬の脚質分布

2018年からの5年では、どちらかといえば後方からの馬が優勢の結果。ただし、上がり最速の馬は1-1-1-3と「差し届かない」例が少なくない。

アーリントンC 枠番・馬番別の傾向

サンプルが少ないので参考値程度に。2018年以降の5年の5勝はすべて5枠。

アーリントンC 人気別の傾向

4月開催に変更された2018年からの5年では1番人気が4勝と圧倒的な強さを誇っている。ただ、2・3着には中穴以下の伏兵が飛びこむケースが少なくない(2018年以降2番人気の馬券絡みがない)。

アーリントンC 前走レース(ローテーション)別の傾向

2018年以降の勝ち馬すべてに共通しているのは「前走も重賞」ということ。マイル路線の層が厚くなったこともあり、未勝利・新馬から即通用するのは簡単ではない。

【参考】前走朝日FSだった馬の成績(前走成績含)

アーリントンC キャリア・性別の傾向

キャリア4・5戦組が中心。特に回収率でも優れるキャリア5戦を中心視したい。牝馬は2018年以降8頭が出走し1-1-0-6(勝率12.5%・連対複勝率25%)。2019年に12番人気のイベリスが勝ったこともあり回収値は大きくプラス。前週に桜花賞がある関係上「牝馬」というだけで軽視されやすいレースであることには注意しておきたい。

アーリントンC 種牡馬別の傾向

阪神芝1600mというと「ディープインパクト産駒が強い」というイメージを持ちがちであるが、2018年以降の馬券絡みはゼロで、2007年以降まで遡っても馬券絡みがわずかに2例(2014年ミッキーアイル・フェルメッツァ)のみ。ディープインパクト産駒の一線級はクラシック路線に進むことが一般化していることが一番の原因と思われる。
2018年以降の勝ち馬4頭のうち3頭はミスプロ系(ロードカナロア・キングカメハメハ・Raven’s Pass)と偏った結果になっている点も注目。特に、ロードカナロア産駒で馬券になった3頭のうち2頭(イベリス・リッケンバッカー)はいずれも人気薄だったことも付け加えておきたい。

アーリントンC 騎手別の傾向

2018年以降は川田が2勝3連対(勝率50%・連対複勝率75%)と抜けた成績。


アーリントンカップはこの馬を狙え!!

  • 前走朝日FS依頼の年明け初戦の実績馬(重賞連対以上経験のある馬)
  • ロードカナロア産駒(キングカメハメハ系産駒)