1961年に3歳(当時の馬齢表記では4歳)限定のGⅢとして創設。当初は中山芝1600mで実施されていたが、1999年より現在の中山芝2000mに変更。ホープフルS・皐月賞と同じ舞台で行われるという点でコース適性・距離適性をはかる試金石の一戦となる例が多い。
京成杯 過去レースのラップタイム
中山芝2000は、内回りコースを1周するレイアウト。ゴール前の急坂を2回登ることになることもあり、前半は比較的落ち着いた流れとなり向正面からのロングスパート戦になるのが一般的な傾向。ただ、京成杯自体は、中山芝2000mの平均よりも「早くからレースが動きやすい(より長い脚が求められる=上がり3Fの時計がややかかりやすい)」傾向があることは押さえておきたいポイント
1-3着馬の脚質分布
上で触れたように「通常の中山芝2000mよりもレースが早く動く」ことは、1-3着馬の脚質にもあらわれていて「好位<差し」の傾向がハッキリ。内回りコースの割には「追い込みが届いている」ことも高配当の使者をみつけるヒントになりそう。
京成杯 枠番・馬番別の傾向
馬番17番が出走1頭で1着1回(単勝530円)という成績となっている関係でグラフがちょっとわかりづらい。大きく見れば2枠以外は、ほぼ五分の状況といえるが、先行は内目、差しは外(追い込みは内)という傾向が強い。
京成杯 人気別の傾向
1番人気は過去20年で5勝。過去10年では3勝2着3回と信頼度は回復傾向も、2・3番人気の成績が心許ない。特に3着は過去10年で6番人気以下が7頭。頭数の揃いづらいレースであることも考えると3着荒れを前提にすべきレースといえる。
京成杯 前走レース(ローテーション)別の傾向
前走朝日FS組が3勝しているが、これはすべて朝日FSが中山で開催されていたときのもの。前走ワンターンコースだった馬の成績はあまりよくないことは意識しておきたい。
京成杯 キャリア・性別の傾向
キャリア3戦の馬が10勝と抜けた成績。それ以上使ってきた馬よりは新馬→当レースのキャリア1戦組の方が期待値が高い。牝馬は過去20年で2着が1頭あるのみで、出走頭数自体も少ないが狙いづらい。
京成杯 種牡馬別の傾向
ディープインパクト産駒が過去20年でわずかに1勝。ハービンジャーが2勝しているように、スローからの瞬発力勝負に優れた種牡馬よりはロンスパタイプの種牡馬の強いレース。
京成杯 騎手別の傾向
京成杯 狙い馬のプロファイル
- 前走2000m+上がり最速(+キャリア3戦の馬)
- 過去に上がり上位のタイムをマークしたことのある外枠の人気薄