【サウジアラビアRC】過去レース傾向・狙い馬のプロファイル

2014年に創設(OPから格上げ)された「いちょうステークス」を前身とする2歳重賞。2015年に「サウジアラビアロイヤルカップ」の現行名称に改称されたが、開催回次は引き継がれていない。国際グレード格付けの基準にしたがい、2014年は「新設重賞」、2015年は「重賞」として実施sれ、2016年よりGⅢに格付けされている。東京芝1600mという非常に重要なコースで行われる重賞レースということもあり素質馬・期待馬の出走も多い。

サウジアラビアRC 過去レースのラップタイム

馬場2004006008001000120014001600
201412.410.611.411.912.311.511.511.9
201512.210.811.712.312.311.411.412.1
201612.310.911.812.712.411.711.111.6
201712.310.611.411.812.211.511.511.8
201813.111.811.911.511.611.311.111.7
201912.310.812.012.112.011.210.811.5
202012.411.212.013.213.112.412.013.3
202112.912.012.812.312.611.410.911.5

開催開幕週の東京マイルで行われるレースでもあり「上がりの早い」決着になることを念頭におくべきレース。レース(良馬場時)の上がり3F平均タイムは34.33、勝ち馬の上がり3F平均タイムは33.73で直線に入ってから一気にギアをあげられる能力が求められる。

1-3着の脚質分布

秋開催開幕週の高速馬場で時計・上がりの早い決着になりやすいレース。末脚の鋭いタイプでも「後ろすぎて差し届かない」という展開には十分注意したい。また「前が適度に流れたからこそ好位勢が残る」というトラックバイアスになりやすい点とセットで覚えておきたい。

サウジアラビアRC 枠番・馬番別の傾向

評判馬がエントリーしやすい2歳重賞ということもありフルゲートになりづらいレースで、外の馬番は参考値程度に。ただ、キャリアの浅い2歳馬のレースでもあり、内過ぎるよりは適度に外からスムーズに競馬できるのがよさそうなレース。

サウジアラビアRC 人気別の傾向

2014年の重賞格付け後の8年で1番人気が6連対(+3着1回)で圧倒的に強いレース。また、2番人気も5連対・3番人気も馬券絡み5回となっていて基本的には堅いレース。そもそもフルゲートになる年が多くなく「大荒れ」は期待しづらい。

サウジアラビアRC 前走コース別の傾向

前走も同コースという馬が過去8年で4勝、さらに東京と同様に「上がり勝負」の傾向が強い阪神外回り(1600m・1800m)からの馬が4勝。このことは6月の新馬戦からの直行組が強いというレースである(下記参照)。新潟1600m組は新潟2歳S組が主力になるがこれまで勝ち馬はゼロ。

【参考】サウジアラビアRC キャリア別の傾向

サウジアラビアRC 騎手別の傾向

横山典が3勝、ルメールが2勝2着2回でこの両名がとにかく強いレース。

サウジアラビアRC 狙い馬のプロファイル

  • 東京芝1600mを「上がり最速」で勝利した経験のある馬
  • ルメール騎乗馬