【新潟芝2000ｍ（内回り）】ラップタイム・レースの傾向

新潟芝2000ｍ（内回り）コースの特徴

直線入口付近からスタートする1周コース
内回りコースを使用
スタートから1コーナーまでは436m（Aコース時）
フルゲート　Aコース18頭／Bコース16頭
直線は358.7ｍ（Aコース時）
コースはほぼ平坦（コース全体の高低差0.8ｍ）
通常は、新馬戦・未勝利戦のみでの使用

新潟芝2000ｍ（内）　ラップタイムの傾向・特徴

2017年～2021年に新潟芝2000ｍ（内）・良馬場で実施された全レースの結果に基づいてデータを紹介。

新潟芝2000ｍ（内）　クラスごとの平均ラップタイム

折れ線グラフ中の数値は「3歳未勝利戦」の平均ラップタイム

	200	400	600	800	1000	1200	1400	1600	1800	2000
2歳新馬	12.92	11.66	12.64	13.44	12.98	12.62	12.24	12.16	11.54	11.88
2歳未勝利	12.77	11.40	12.39	13.00	12.58	12.38	12.30	12.18	11.81	12.07
3歳未勝利	12.51	11.15	12.27	12.82	12.48	12.29	12.08	11.89	12.14	12.23

小回りコースの中距離戦といえば平均ペースで淡々と流れるロングスパート戦になるのが通例。しかし、未勝利戦がメインとなる新潟では、特に2歳戦では1・2コーナーから向正面にかけてはしっかりペースが落ち着く傾向が強い。スタートから1コーナーまでは400ｍ以上と十分な距離があるので頭数なりのペースで流れるイメージ（出走頭数の多い3歳未勝利ではポジション争いも激しくなりやすい）。
レースの後半は平坦小回りというコース特性を活かして3・4コーナーから積極的にレースが動き出す。

クラスごとの平均PCI3・RPCI

	PCI3	RPCI
2歳新馬	59.40	57.64
2歳未勝利	53.46	51.87
3歳未勝利	52.68	49.77

2歳戦の中距離レースは折り合い重視で（超）スローからの上がりだけの勝負になるケースが少なくない。特に、新馬・未勝利では展開よりも個体能力の違いだけで押し切られるケースも多い。3歳未勝利戦では、出頭頭数も多くなるため平均ペースよりにシフトした展開となってくる。同じ新潟競馬場の外回りの2000ｍコースの傾向よりも中山・阪神・福島の内回りコースの傾向に近い点には注意しておきたい。