中山記念 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

1936年に創設された伝統の古馬重賞。創設当初は春の天皇賞にむけたステップレースとして3200mのハンデ戦として実施されていたが、1957年からは1800mとなり1972年から別定戦となり現在に至る。いまでは、勝ち馬に優先出走権が与えられる大阪杯だけでなく、安田記念や香港・オーストラリア遠征のステップレースとして位置づけられることから実績馬の出走も多い。

目次

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中山記念 過去レースのラップタイム

中山1800mの一般的な傾向と同様に、1角まではゆっくり入り2角の下りからペースが上がりゴールまで緩みのないペースが続く持久力戦のラップになることが多い。また、開幕週に開催されるレースでもあり上がり(全体時計)も早くなりがちで厳しいレースになりやすい。

中山記念 1~3着馬の脚質分布

中山・内回り・開幕週という条件に加え、そもそも中山内回り巧者の揃うことの多いレースで「好位より前」のポジションをとれることが大事なレース。良馬場であれば1-3着すべての行った行ったまで想定にいれておくべきレース。逃げ馬を絞り込んで想定ペースを丁寧に検討したい。

中山記念 枠番・馬番別の傾向

勝率・連対率・回収率ともに「内」が圧倒的に高い結果に。開幕週の中山芝内回りでは、トラックバイアスの与える影響は無視できない。

中山記念 人気別の傾向

過去20年で1番人気は7勝も近10年では 3-0-0-7 と完全にピンパー傾向なので慎重にジャッジしたいところ。また、3着馬に穴馬が飛びこむケースが増えているので、「ヒモ荒れ」にも十分注意しておきたい。中山巧者の4・5番人気からワイド・3連複あたりがよさそう

中山記念 前走レース(ローテーション)別の傾向

前走中山金杯組が4勝で最多。しかもこの4勝すべては近10年(近5年で3勝)で挙げたもの。また、春のG1戦線を占うステップレースというだけあり、前走重賞組が圧倒的に優勢。数少ない例外は直近の東京開催で行われる白富士S組だが近10年では2着が1頭あるのみ。

その年の中山金杯で勝ち負けした馬を狙え

上記は、過去20年で出走した前走中山金杯の馬の中山金杯での着順別成績。見ての通り、同じ中山内回りコースを使用する中山金杯で好勝負してきたの信頼度は非常に高い。また、人気的にも1・2月を休養に充てた(超)実績馬の次くらいのポジションになることが多く配当妙味も高い。

中山記念 年齢・性別の傾向

過去20年では4歳馬が最多の7勝。しかし、回収率の面で全く妙味がないことや、近10年では5歳馬が5勝、4歳馬が4勝と勝利数では逆転している点は覚えておきたい。6歳以上は、近10年では劣勢傾向にあり相手・ヒモまで。牝馬の馬券絡みのほとんどは牡馬相手に結果を出している馬で、最低でもエリザベス女王杯での好走歴は求めたいところ。

中山記念 負担重要(斤量)別の傾向

4歳55kg(3月開催時は56kg)・5歳上56kg 牝馬-2kgが基準斤量(開催日が3/2以降の場合は4歳56kg)のグレード別定。
斤量を背負わされた馬は素直に信頼してよい傾向で、軽斤量馬は基本的にヒモ扱いまでが無難。53kgで馬券になったのは2019年のラッキーライラック(2着)。

中山記念 種牡馬別の傾向

近10年ではステイゴールド・ハーツクライが3勝ずつと圧倒的に強いレース。内回りコースのロングスパート戦を得意とする種牡馬から狙うのがセオリーで欧州系ND系は積極的に狙いたい。たとえば、ヌレイエフの母、サドラーズウェルズ・フェアリーキングの祖母であるspecialの血をもった馬が過去20年で9勝14連対。
また、いわゆるリピーターが数年続けて馬券に絡む傾向が強いことも大きな特徴で中山1800mのスペシャリストを狙い撃ちたいレースでもある。

中山記念 騎手別の傾向

横山典が現役最多の4勝(近10年でも2勝)。トリッキーなコースなだけにベテランの技が光るレースともいえる。ついではデムーロの5連対。松岡はウインブライト・シルポート、田中勝はバランスオブゲームのリピーター馬による成績。なお、ルメールは近年はサウジ遠征で不在のケースが多く騎乗機会自体が多くない。


中山記念 狙い馬のプロファイル

  • リピーター
  • 前走金杯勝ちの馬
  • 単勝15倍~20倍の逃げ馬(内枠)
  • specialもちの馬(人気薄)