【札幌芝1200ｍ】コースの特徴と傾向

札幌芝1200ｍコースの特徴

ワンターンコース

直線坂なし

オール洋芝

2コーナー引き込み線からスタートするワンターンコース
スタートから3コーナーまでは約400ｍ
1200ｍのうち約534ｍがコーナー区間
正面直線距離266.1ｍ
コース全体の高低差0.7m（ほぼフラット）
フルゲート　16頭（A～C全コース共通）
オール洋芝コース

札幌芝1200ｍコースで行われる重賞レース

キーンランドカップ

札幌芝1200ｍ　ラップタイムの傾向・特徴

2017年～2021年に札幌芝1200ｍ・良馬場で実施された全レースの結果に基づいてデータを紹介。

クラス毎の平均ラップ

折れ線グラフ中の数値は「古馬OPクラス」の平均ラップタイム

	200	400	600	800	1000	1200
2歳新馬	12.37	10.94	11.37	11.64	11.56	12.05
2歳未勝利	12.26	10.83	11.41	11.81	11.66	12.32
2歳OP	12.10	11.80	11.38	12.04	12.02	12.30
3歳未勝利	12.12	10.69	11.20	11.63	11.57	12.04
古馬1勝	12.10	10.67	11.17	11.54	11.54	12.05
古馬2勝	12.06	10.81	11.26	11.54	11.48	11.89
古馬3勝	12.00	10.55	11.15	11.25	11.25	12.05
古馬OP	12.03	10.53	11.01	11.38	11.48	11.90

短距離戦なので当然前半から流れるが、同じオール洋芝の函館芝1200ｍと比較するとそれぞれの区間タイムが少し遅い。また、函館芝1200ｍではまんべんなくクラス間のタイム差が開いているのに対して、札幌芝1200ｍは4コーナー区間のクラス間差が他区間よりも大きくなっている点に特徴がある。函館よりも3・4コーナーが緩やかなのでコーナー区間でレースが動く点にも注意しておきたい（むしろ早めに動いて直線はバテ比べという流れの方が多い）

クラスごとの平均PCI3・RPCI／前後半ラップタイムの比較

	PCI3	RPCI
2歳新馬	45.80	43.95
2歳未勝利	42.71	40.63
2歳OP	40.90	37.10
3歳未勝利	44.24	41.19
古馬1勝	45.09	41.05
古馬2勝	47.23	42.97
古馬3勝	45.65	42.55
古馬OP	45.80	40.99

1200ｍ戦なので前後半で分ければ当然前傾ラップとなる。ただ、函館と比べるとRPIC・PIC3ともに値が大きくなる傾向にある。ただ、札幌1200ｍコースは4コーナーを抜けるときの速度がレースの勝敗を決めるケースが多い点に特徴があるので、前後半という区分だけで傾向把握をすると落とし穴にはまりやすい点に注意が必要。