【重賞回顧】七夕賞

タイムランク:E(先週の結果分析)
ロザムールの打ったスローの逃げの2番手で折り合えたトーラスジェミニが直線で抜け出し重賞初勝利。安田記念での好走がフロックではないことを証明した格好(七夕賞は安田記念組が好走する傾向あり)。

上のグラフは、○トーラスジェミニが8着に終わった昨年の福島記念との比較。見ての通り4F目でしっかりペースを落とせたところが展開面での大きな違い。また、その後に徐々に加速していくラップを刻めたことで後続にも脚をうまく使わせることができたのも大きい。最後のラップの落ち方をみると2000mは本当にギリギリで、次走以降も2000mで通用するかどうかは展開次第。今回のレースで「2000mもこなせる」と判断するのは早すぎる感も。

なお、こういう展開(でしかも雨で馬場が渋りだしているのも加わると)宝塚記念と同様に3~4角で外を回らされた馬は苦しく、3・4着も直線に入るまで内でじっと我慢していたショウナンバルディと★マウントゴールド。

外目で回ってきた馬でもったいなかったのは5着の◎プレシャスブルー。手応えそれ自体は「差し切れるかもしれない」と思わせるほど。7歳馬とはいえまだまだ元気で、ハンデGⅢなら十分通用する。秋の福島開催はちょっとした天気で馬場も痛みやすい(外差しの決まる馬場になりやすい)ので福島記念で再度狙ってみたい。