短距離路線がいまのように整備される前はマイルCSに向けた最重要ステップレースだった伝統の一戦。近年は有力馬が富士Sや毎日王冠からの臨戦、安田記念からの直行というケースが増えたため、1200mでは短く、マイルでは長いという1400m専用機が激走するケースも。
今年は、例年の京都ではなく阪神コースでの開催となることに注意
阪神芝1400mの傾向
スワンS 過去20年の傾向
1番人気は 3-3-2-12 と信頼度が低い
2番人気が 6-2-2-10 と最多勝利
11番人気が3勝しており、頭から荒れるケースも珍しくない
前走スプリンターズS組が5勝で最多、ついでポートアイランドS組が3勝
前走1200m戦8勝、1600m戦9勝に対し、前走1400m戦は2勝
4歳馬7勝、3歳馬6勝、5歳馬4勝
牝馬は20年で2勝2着1回にとどまり苦戦
斤量58kg以上は苦戦(58kg 0-5-6-14/59kg 1-0-0-5)
ディープインパクト産駒が 4-2-1-9 と最もよい成績
浜中が2勝
スワンS 出走馬
スワンS 見解
本命には、3歳馬ルーズネスト。前走はプリンスリターンの2着に敗れるも道中の位置取りの差もあり、距離ロス分を差し引けば1着になっている計算。ファルコンステークスでグレナディアガーズを封じた1400mへの距離短縮もプラス。ここは今後のためにも絶対に賞金加算したい一戦。
対抗にはクリノガウディー。このメンバーなら1200mのスプリンターズSよりも遙かに競馬がしやすいはず。若干気になるのは、先週の段階でもある程度のポジションにいないといけない今の阪神の馬場。
三番手には、おそらく1400mがベストのはずのステルヴィオ(昨年の同レース2着)。早めに踏んでいける和田騎手への乗り替わりがプラスになれば、久しぶりの美酒を味わえる場面まで。
4番手には、単騎でいけそうなマイスタイル。状態はすこぶるよさそうで、横山典弘騎手もわざわざの遠征。人気も落ちきっているところなのでここは狙い目。
以下、連対候補には、内から順にリレーションシップ・ホウオウアマゾン・カツジ・ダノンファンタジー・フィアーノロマーノまで。
ヒモは絞れば、上記印のとおりだが、別定なのに荒れるGⅡでもあることから、3着は総流しが理想。
スワンS 買い目
混戦なので一発狙いよりも保険を厚めにするイメージ