3歳牝馬三冠の最終戦。1995年までの3歳牝馬3冠は、桜花賞・オークス(優駿牝馬)・エリザベス女王杯であったが、エリザベス女王杯が古馬牝馬にも開放されたことを受け、1996年に新設されたレース。当然、秋華賞後エリザベス女王杯に向かう馬も多く、三冠最終戦としてだけでなくエリザベス女王杯を睨む前哨戦としての意義も大きい。
2021年・2020年は京都競馬場の改修工事にともない阪神芝2000mで実施。
秋華賞 過去レースのラップタイム
阪神開催となった2021年はレースが早く動きすぎる少し特殊な展開で必ずしも阪神芝2000mの一般的な傾向とはいえない。ただ、ゴール前に急坂が待ち受ける阪神芝2000mは、坂のない京都に比べラスト200mの失速率も当然大きく、後ろからつつかれて苦しくなった先行馬がそのまま残すのは難しい。
秋華賞 人気別の傾向と分析
- 1着馬は人気サイドから選びたいレース
- 2・3着は穴馬が飛びこむケースも珍しくなく、3連単ヒモは手広く押さえるべき
秋華賞 前走レース別(ローテション)の傾向と分析
- 過去20年のトータルでは、前走ローズS組が11勝で最多
- ただし、近年では、オークスからの直行組vs紫苑S組の構図がトレンドで、ローズS組は過去5年勝利なし
- 近年は紫苑S組の好走例が増えている
- 夏に古馬混合重賞を使ってきた馬にも警戒が必要
- 前走条件戦のヒモ穴に警戒
※今年は最後に坂のある阪神コースなので紫苑S組には特に警戒が必要
【参考】オークスから秋華賞に直行した馬のオークス成績別着度数
秋華賞 騎手別の傾向
- 過去20年では岩田康が最多の3勝で上位には牝馬で成績の良い騎手がずらり
- 川田・横山典・デムーロは過去20年では勝利なし
秋華賞 種牡馬別の傾向
- ディープインパクト産駒が5勝も配当妙味は高くない(人気薄は狙いづらい)
- 大きな傾向としてはスピード豊富なタイプよりは消耗戦に強いスタミナ系色のある種牡馬の方が優勢
秋華賞 狙い馬のプロファイル
- オークス好走→秋華賞直行の馬
- 紫苑Sを早い上がりで好走した馬