フェブラリーS 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

カレンダー上ではJRAの全GⅠレースで最初に実施される重賞レース。
また、JRAのダート重賞では最も歴史が長いレースで1984年に「フェブラリーハンデキャップ」として創設され(GⅢ)その後1994年に別定GⅡ戦、1997年にGⅠへと昇格。
2016年からは優勝馬にブリーダーズカップ・クラシックへの優先出走権などが与えられることにもなっている。
外国馬・地方馬の出走も可能で1999年にはメイセイオペラ(岩手)が優勝。

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目次

フェブラリーS 過去レースのラップタイム

過去20年のうち東京・良馬場で実施された15回の平均

  • 前半600m34.8秒/前半1000m59.2秒/後半600m36.2秒
  • RPCI43.8/勝ち馬の上がり3F平均35.6/勝ち馬のPCI平均47.7

東京ダートコースの最大の特徴は「時計の早い」ということ。たとえば、同じダートGⅠのチャンピオンズCとの比較でも前半1600m、後半1600m共に約2秒早く、他場芝コース並みの水準の時計がでることも珍しくない。

1~3着馬の脚質分布

テンからしっかり流れて早い上がりも求められる厳しいレースになりやすいので「逃げ馬軽視」が基本的なセオリー。ただ、東京=長い直線=差し・追い込みというイメージよりも好位勢が強いレースでもある。「頭の軸」はポジションのとれる馬であることを重視したいレース。

【参考】逃げ馬が優勝したレースのラップタイム

メイショウボーラーが勝った2005年は不良馬場。3歳クラシック路線でも実績のある馬がそのスピードを活かしきった逃げ切り勝ち。2011年のトランセンドはまさに全盛期の最強馬のレース振りで、インティは鞍上(武豊)のペース配分が絶妙だったとはいえかなり強い勝ち方。「展開の利」だけで逃げ馬が残すのはかなり難しい。

展開の分岐点は「1000m59秒」

上記は1000mレースラップ(横軸)と勝ち馬の1000m時点での先頭との差の分布図(赤丸=良馬場・緑丸=稍重・黒丸=重・青丸=不良)。先頭から0.6秒以上離された馬が勝ったケースは前半1000m通過59秒未満のレースに限られている。

フェブラリーS 枠番・馬番別の傾向

7枠・13番の数値が抜けて高いのは2014年コパノリッキー(単勝272倍・1着)の影響。ただ、そのバイアスを差し引いても「配当妙味が高いのは7枠・8枠」という結論は変わらない。

重いダートで強い馬よりは「早いダートに適用できる外枠の伏兵」を積極的に狙いたい。

フェブラリーS 人気別の傾向

1番人気は20年で11勝(13連対・複勝率80%)とかなり優秀な成績。ただし、直近10年では勝率が落ちている(55%→40%)ことも含め、波乱傾向にシフトしつつあることは頭にいれておきたい。特に3着荒れのほとんどが直近10年以内であることは馬券検討の上でも重要なファクター。

1番人気取捨のボーダーラインは「単勝3倍」

上記は過去20年の1番人気の成績。単勝オッズ3倍を超えた馬の成績は3-0-0-3/6で、馬券外になった4頭のうち3頭が当てはまる。

フェブラリーS 前走レース(ローテーション)別の傾向

JRAで2レースしかないダートG1レースというだけあり、ダート重賞路線の最前線で戦ってきた馬が素直に強いという傾向。他路線からの転戦組や昇級初戦という馬は割引が必要。
ちなみに、前走OP(着外)から馬券になったのは、2014年のコパノリッキーのみだが、3歳時にOP2勝をしており、当時の3歳ダート路線の整備状況やこの勝利のあとの大躍進を考えればG1でも通用するだけの力があったということなのでデータ的には例外に近いケースといえる。

フェブラリーS 年齢・性別の傾向

回収率の観点では4歳馬の期待値が高い。とはいえ、トップクラスの馬が息の長い活躍を続けるダート路線らしく7・8歳馬が2・3着に食い込むケースも珍しくなく高齢馬というだけで割り引くことは危険
牝馬は過去20年で3着が1回(2022年ソダシ)だけでかなり劣勢。

フェブラリーS 種牡馬別の傾向

ゴールドアリュール産駒が圧倒的な成績を残していたものの現5歳世代3頭(2023年現在)がラストクロップ。近年では、ミスプロ系・ノーザンダンサー系を中心に北米系種牡馬産駒の好走例が多い。

フェブラリーS 騎手別の傾向

現役では、武豊が5勝、ルメールが2勝2着2回、内田・デムーロが3連対。岩田の回収値の高さにも注目しておきたい。


フェブラリーS 狙い馬のプロファイル

  • 前走チャンピオンズCの4歳馬(チャンピオンズCの着順問わず)
  • 7・8枠の馬