東海ステークス 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

年末の中京開催2300mで行われていたJRAダート最長距離の重賞だったウインターステークスが前身。その後ダートG1路線の整備に伴い、施行時期・条件が変わり、2013年から1着馬にフェブラリーSの優先出走権が与えられるトライアルレースとして現在の施行時期・条件に変更。なお、中京ダート1800mは年末に行われるチャンピオンズCでも使用されるコース。

東海ステークス過去レースのラップタイム

中京ダート1800mは1コーナー進入のポジション争いが激しくなりやすいコースで、テンは流れる。その後タイトな1・2コーナーはゆっくりめに廻って、下り勾配になる向正面からレースが動いていくという流れがセオリー。同じコースを使うチャンピオンズCからラップレベルが下がるというのがひとつのポイント。

1~3着馬の脚質分布

京都競馬場での開催となった2020年を除いたデータ。良馬場時の平均RPCIは44.6。勝ち馬の平均上がりは37.0秒でチャンピオンズCよりも1秒ほど遅い。勝ち馬の上がり3F地点のポジションもチャンピオンズCより1・2馬身ほど前。通常の中京ダート1800m戦と同様に4角で前目の好位をとれる馬から。

東海ステークス 枠番・馬番別の傾向

京都競馬場での開催となった2020年を除いたデータ。中京ダート1800mは理屈としては1角を内で回れる内枠が有利。とはいえ、ポジション争いがはげしくなりやすいこともあり、外から来る馬に被されてしまうリスクの高い1枠の馬券絡みがない。理想は内目の3・4枠で、1枠よりは自分で動いていける外枠の方が良いというイメージで。

【東海ステークス】人気別の傾向

現在の施行時期・条件になってからの10年で1番人気が5勝、複勝率90%で、人気でも馬券からは外しづらい。他方、2・3着については大穴が飛びこむケースも珍しくないので、2着荒れ狙いの馬単がオススメ。

東海ステークス 前走レース(ローテーション)別の傾向

前走ローテーションをみるときに注意したいのは、ダートは12月にチャンピオンズC・東京大賞典があり、2月には川崎記念・フェブラリーSとG1シーズンであるということ。若い馬は下のクラスからでも通用するが、6歳以上は前走G1(にでれるほどの能力の馬)であることにこだわりたい

東海ステークス 年齢・性別の傾向

統計としては、過去10年で6勝(2着3回)の5歳馬が圧倒的に優勢。明け4歳馬を狙うなら、7歳のベテラン古豪の方が配当上の妙味が高い。牝馬は出走自体が多くなく馬券になったのは2021年のメモリーコウ(12番人気・3着)の1頭のみ。

東海ステークス 負担重量(斤量)別の傾向

4歳56kg、5歳以上57kg(牝馬2kg減)を基準斤量とするグレード別定(2022年までの基準斤量はそれぞれ-1kg)。斤量が重くなるほど連対率も回収率も高くなっている傾向はしっかり覚えておきたい。ただ、中京ダート1800mは息の入らない流れになることも多く、「斤量の経験の有無」は確認しておきたい。

東海ステークス 種牡馬別の傾向

京都競馬場での開催となった2020年を除いたデータ。キンカメ産駒が勝てていないダート重賞。パワー型のダート馬というよりは軽いダートの早い時計決着に強いタイプから狙いたい。

東海ステークス 騎手別の傾向

現在の条件になってからの10年で武豊が2勝。馬券がらみが3回以上の騎手は武豊、松山、幸の3名。


東海ステークス 狙い馬のプロファイル

  • 前走GⅠの7歳馬