【シリウスS】過去レース傾向・狙い馬のプロファイル

レース創設は1997年。当初は12月にダート1400mで実施されてたいたが、2001年にJBCスプリントが創設されたことに伴い秋競馬へ開催時期が前倒しされ、さらに2007年からはこの年から新設された阪神ダート2000mへと距離が延長された。なお、2020年・2021・2022年は、京都競馬場改修工事にともなう変則開催の影響で中京ダート1900mで実施されている。

シリウスS 過去レースのラップタイム

馬場200400600800100012001400160018002000
200712.311.211.014.213.813.012.412.412.012.8
200812.210.911.013.713.113.212.312.512.312.6
200912.611.411.713.813.112.512.212.412.312.5
201012.811.411.613.712.512.812.612.311.613.1
201112.611.211.213.613.213.112.812.111.712.8
201212.511.311.913.912.212.112.412.212.112.7
201312.411.111.313.512.912.912.512.012.212.6
201412.511.812.113.912.912.712.111.611.712.5
201512.611.611.213.613.312.612.112.112.413.1
201612.611.311.412.912.312.512.312.111.812.5
201712.811.311.513.512.512.312.312.012.513.2
201812.610.811.313.512.212.312.312.211.912.4
201912.910.810.813.012.813.013.412.411.812.6
名良20207.211.010.913.112.812.413.012.712.312.4
名良20217.011.211.512.912.512.112.112.612.413.1

折れ線グラフは中京ダート1900mで開催された2020年・2021年(およびその平均)と、2020年に中京ダート1900m・1800mで実施された主要ダートレースのラップタイム比較。中京競馬場のダートコースはコーナーがタイトで上りとなる1・2コーナーをゆっくり回り、下りをむかえる向正面から淡々としたラップの続くロングスパート戦。展開のカギを握るのは2コーナー出口から3コーナー入り口までのペース。

シリウスS 人気別の傾向

ハンデGⅢの割には「大荒れ」気配の薄いレース。ただ、1番人気の信頼度は低下傾向にあり直近5年ではわずかに1勝(2020年カフェファラオ)のみで残りの4頭は掲示板にも残れていない。5~10番人気あたりの馬を複数入れたボックス馬券の相性がよさそう。

シリウスS 前走レース(ローテーション)別の傾向

秋シーズンの3勝クラスを勝ちあがった勢いで連勝するタイプか、3歳ダート路線の最前線にいた馬のいずれかという傾向の強いレース。もう一つ押さえておきたいのは、帝王賞→シリウスS組は基本的に不信であること。ハンデ戦でもあり超一線級の実績馬は他のレースを選択するのが一般的で、こちらに廻ってくるのは「訳あり」のタイプが多い。同様の傾向は平安ステークス組にも当てはまることが多く平安Sで勝ち負けにならなかったタイプが斤量減などで激走というのは期待薄。

シリウスS 年齢・性別の傾向

2000mになってからの過去15年で5勝の3歳馬が率の上でも抜けているレース。ただ、高齢馬が走らないというわけではなく、2021年には9歳馬のウェスタールンドが2着(※上記表は8歳馬までの集計)。
牝馬は、そもそも出走頭数が4頭と少なく馬券になったのは2010年にラヴェリータ(4番人気)が2着した1例のみ。ダート中距離路線で牝馬は基本的に割引で、牡馬との対戦実績の内容をしっかり吟味しておきたい。

シリウスS 負担重量(斤量)別の傾向

古馬勢の顔ぶれが「一線級の下」になることが多いためか「斤量の軽い馬」の方が強い傾向のレース。58kg以上の馬は勝ち馬がゼロで、3歳馬も54kgよりも53kgの方が回収値が高いことは覚えておきたいポイント。

シリウスS 狙い馬のプロファイル

  • 春のダート路線で実績を一定の残している3歳馬