【ラジオNIKKEI賞】過去レースの傾向と分析

皐月賞の前哨戦として1952年に創設された「中山4歳ステークス」を前身とする世代限定重賞。1954年からは夏競馬の開幕を告げるレースとして開催時期が変更された。2006年からはそれまでの別定戦から半でキャップ戦への変更され、現在の条件に。

ラジオNIKKEI賞 過去レースのラップタイム

馬場20040060080010001200140016001800
200212.510.711.311.911.812.512.312.612.7
200312.811.812.212.612.211.711.911.511.7
200412.611.111.611.611.711.711.912.412.5
200512.310.911.312.012.011.712.012.412.6
200612.511.211.812.612.412.112.512.113.3
200712.611.511.312.212.412.311.611.612.2
200812.610.811.712.612.211.711.611.412.2
200912.411.312.012.312.111.911.912.012.4
201012.611.511.412.612.311.511.611.712.1
201112.311.811.512.211.912.112.011.411.7
201212.411.211.912.612.412.211.711.512.0
201312.510.912.412.512.212.211.511.512.2
201412.210.411.611.912.112.312.011.711.7
201512.410.412.212.312.211.811.811.611.7
201612.410.612.311.912.412.411.811.511.7
201712.610.911.812.212.011.711.911.611.9
201812.210.411.612.112.412.311.911.611.6
201912.611.112.212.612.512.312.411.912.2
202012.010.812.611.912.311.911.911.612.3
202112.510.812.312.512.612.111.811.611.8

福島芝1800mはスタートから1コーナーまでが300mしかないためポジション争いの激しいコース。フルゲートの競馬になった場合などのように隊列が定まりづらい組み合わせでは1・2コーナーもペースも早く流れがちで、向正面までの流れをどう予想するかが馬券検討の大きなポイント。後半も小回りコースということもありロングスパートで長い脚が要求されるため全体として厳しいラップペースになりやすい。

ラジオNIKKEI賞 1~3着の脚質分布

逃げ馬は過去20年で1勝2着2回。前半ペースが厳しくなりやすいだけでなく長い脚も求められるため逃げ馬には苦しい展開になることが多い。しかし福島コースの開幕週ということで無視も難し3連系の相手(ヒモ)には入れておきたい。また、上記のようなペース傾向があることから、福島・開幕週からくるイメージとは異なり「差し・追い込み」が台頭する例が少なくないことに注意しておきたい。

ラジオNIKKEI賞 馬番・枠番別の傾向

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 4- 1- 1-26/32 12.5% 15.6% 18.8%
2枠 4- 3- 5-23/35 11.4% 20.0% 34.3%
3枠 1- 3- 5-26/35 2.9% 11.4% 25.7%
4枠 2- 2- 0-32/36 5.6% 11.1% 11.1%
5枠 1- 3- 1-33/38 2.6% 10.5% 13.2%
6枠 2- 3- 0-33/38 5.3% 13.2% 13.2%
7枠 3- 1- 4-30/38 7.9% 10.5% 21.1%
8枠 2- 3- 3-30/38 5.3% 13.2% 21.1%

馬番着別度数勝率連対率複勝率
1番  2-  0-  1- 16/ 1910.50%10.50%15.80%
2番  3-  1-  1- 14/ 1915.80%21.10%26.30%
3番  2-  0-  4- 13/ 1910.50%10.50%31.60%
4番  1-  5-  1- 12/ 195.30%31.60%36.80%
5番  0-  0-  1- 18/ 190.00%0.00%5.30%
6番  2-  2-  3- 12/ 1910.50%21.10%36.80%
7番  1-  2-  1- 15/ 195.30%15.80%21.10%
8番  0-  1-  0- 18/ 190.00%5.30%5.30%
9番  1-  0-  0- 18/ 195.30%5.30%5.30%
10番  0-  2-  0- 17/ 190.00%10.50%10.50%
11番  3-  2-  0- 14/ 1915.80%26.30%26.30%
12番  0-  1-  1- 17/ 190.00%5.30%10.50%
13番  1-  0-  2- 14/ 175.90%5.90%17.60%
14番  2-  2-  1- 11/ 1612.50%25.00%31.30%
15番  0-  1-  2- 13/ 160.00%6.30%18.80%
16番  1-  0-  1- 11/ 137.70%7.70%15.40%
偶数  9- 14-  8-112/1436.30%16.10%21.70%
奇数 10-  5- 11-121/1476.80%10.20%17.70%
大外  1-  0-  1- 17/ 195.30%5.30%10.50%

内か外という傾向で双方から挟まれる展開になりやすい中枠は少し割り引きという傾向。開幕週に組まれる重賞レースということもありコーナーで外をまわらされるロスが想像よりも大きい。

ラジオNIKKEI賞 過去20年 人気別の傾向

人気着別度数勝率連対率複勝率
1番人気  4-  3-  1- 11/ 1921.10%36.80%42.10%
2番人気  5-  2-  1- 11/ 1926.30%36.80%42.10%
3番人気  2-  1-  1- 15/ 1910.50%15.80%21.10%
4番人気  1-  2-  1- 15/ 195.30%15.80%21.10%
5番人気  3-  0-  3- 13/ 1915.80%15.80%31.60%
6番人気  0-  1-  2- 16/ 190.00%5.30%15.80%
7番人気  0-  1-  3- 15/ 190.00%5.30%21.10%
8番人気  4-  1-  0- 14/ 1921.10%26.30%26.30%
9番人気  0-  3-  2- 14/ 190.00%15.80%26.30%
10番人気  0-  1-  0- 18/ 190.00%5.30%5.30%
11番人気  0-  1-  0- 18/ 190.00%5.30%5.30%
12番人気  0-  0-  2- 17/ 190.00%0.00%10.50%
13番人気  0-  1-  1- 15/ 170.00%5.90%11.80%
14番人気  0-  2-  0- 14/ 160.00%12.50%12.50%
15番人気  0-  0-  1- 15/ 160.00%0.00%6.30%
16番人気  0-  0-  1- 12/ 130.00%0.00%7.70%

1番人気は過去20年で4勝、過去10年で2勝。過去10では2着も3回あり連対率は5割と信頼度は回復傾向しているものの「頭から荒れるレース」という認識でいるべきレース。また、2・3着にも人気薄が飛びこむ例が多いため「網を広くはる」ことが重要。

ラジオNIKKEI賞 前走レース(ローテーション)別の傾向

前走青葉賞・プリンシパルS組が3勝ずつ。また、前走G1組よりもG1を使えなかった(ここに標準を定め直した)馬の方が成績が良いことも押さえておきたい傾向。前走からの距離は延長組よりも短縮組の方が優勢。

ラジオNIKKEI賞 キャリア・性別の傾向

過去20年の結果としては分布が広めで傾向がつかみづらいが、過去20年→過去10年を比較すると「使っていない馬」が優勢で、「キャリア5戦以内の馬」の方が妙味が高い。牝馬は斤量面での恩恵があるとはいえ、厳しめの流れになりやすいこのレースでは分が悪い。

ラジオNIKKEI賞 負担重量(斤量)別の傾向

54kgが最多の8勝、それに次ぐのが55kgの4勝。直近過去10年では54kgが6勝で55~56.5kgが3勝、54kg未満はわずかに1勝。前走斤量との比較では-2kg~-2.5kgが4勝2着3回と最も優秀。また、回収値が100円を超えるのも54kgのみ。

ラジオNIKKEI賞 種牡馬別の傾向

ディープインパクト産駒が3勝しているが、他の種牡馬の顔ぶれをみると、切れ味に優れたタイプというよりは「長く脚を使えるタイプ」の種牡馬の方が優勢。

ラジオNIKKEI賞 騎手別の傾向

現役では、内田・戸崎・横山典が2勝ずつ。そのほかでは津村・柴田善が3連対と福島を主戦場として騎乗するジョッキーの活躍が目立つ。なお、「福島の田辺」は1勝9着外と少し極端な成績。

ラジオNIKKEI賞 狙い馬のプロファイル

  • 前走プリンシパルS組でハンデ54kgの馬
  • 前走OP(以上)を連対しているにも関わらず斤量減となる馬