マイラーズカップ 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

1970年に創設された歴史の長い古馬マイル重賞で安田記念・ヴィクトリアマイルの前哨戦として位置づけられるレース。レース創設後は阪神競馬場で開催されていたが、2012年からは施行時期を1週後ろにずらした関係で京都競馬場での開催に変更されたが、その京都競馬場が改修工事のため2021年からは再び阪神での開催に。1着馬と2着までに入線した地方所属馬には安田記念への優先出走権が与えられる。
今回は阪神外回りコースで実施されるようになった2007年~2011年および2021年の結果の分析を紹介。

目次

マイラーズカップ 過去レースのラップタイム

京都芝1600mはいわゆる「淀の坂」の下りからレースが動き出す傾向が強い。そのため直線だけの上がり勝負よりも後半800mのロングスパート戦に近づいたラップ構成になりやすい。また、直線に坂のない点で前週までの阪神と大きな違いがあることにも注意したい。

1~3着馬の脚質分布

上記は京都で開催された9年のデータ。好位勢が圧倒的に強い。逃げ馬・上がり最速の馬のいずれもピンパー傾向が強く。外周りよりも開幕週のバイアスを重視したい。

マイラーズカップ 枠番・馬番別の傾向

内か外の極端な結果に。開幕週で前が有利なバイアスが強い傾向が顕著なので3コーナー進入の隊列予測を重視したい。

マイラーズカップ 人気別の傾向

1番人気は過去20年複勝率60%・過去10年複勝率70%。馬券の軸としてはそれなりに信頼できるが勝率は低い。特にマイラーズカップは、メンバーレベルに波があり、低レベルの組み合わせとなったときには人気馬を疑ってかかりたい。

マイラーズカップ 前走レース(ローテーション)別の傾向

近年のトレンドとしては、前走中山記念・洛陽S・東京新聞杯組と年明け初戦の馬が狙い目。特に東京新聞杯組は前走着外からの巻き返し例も多く要警戒。

マイラーズカップ 年齢・性別の傾向

馬券の中心は5歳馬。4歳馬は人気の割に妙味に欠ける。ヒモで押さえたいのは6・7歳の古豪。牝馬は、2008年のニシノマナムスメ2着を最後に馬券絡みがなし。2012年から開催が1週後ろにずれたことでヴィクトリアマイルへのステップレースとして使いづらくなったこともあり、2012年以降は1頭も出走していない。

マイラーズカップ 負担重量(斤量)別の傾向

基本重要57kg(牝馬2kg減)とするグレード別定
斤量を背負わされた実績馬が素直に強いレースといえるが59kgの馬が3頭すべて馬券外である点には注意が必要。

マイラーズカップ 種牡馬別の傾向

京都で実施された9年分のデータ。外周りコースのイメージよりもスピードの持続力に優れたロンスパ型種牡馬産駒の好走例が多い。

マイラーズカップ 騎手別の傾向

現役では横山典・小牧・浜中が2勝ずつ。川田の回収期待値が猛烈に低いことにも注目しておきたい。


マイラーズカップはこの馬を狙え!!

  • 前走中山記念の5歳馬