【小倉記念】過去レース傾向・狙い馬プロファイル

1965年に創設された小倉競馬場で行われる重賞では最も歴史の古い伝統の古馬重賞。創設から小倉芝2000mで行われているが、1995年~1999年の間だけ別定戦で行われている(それ以外はハンデキャップ戦での実施)。2006年からはサマー2000シリーズの第3戦にも指定されている。

小倉記念 過去レースのラップタイム

馬場200400600800100012001400160018002000
200212.310.911.212.111.511.912.312.212.512.8
200312.511.012.312.612.412.011.811.712.312.1
200412.210.811.512.512.211.911.711.611.712.4
200512.210.611.512.311.811.712.012.212.211.5
200612.410.911.412.411.911.711.811.811.711.8
200712.411.211.312.612.112.011.811.611.612.1
200812.411.211.212.611.911.811.811.511.611.9
200912.210.911.612.412.111.611.711.611.812.4
201012.110.911.312.312.012.012.111.511.612.1
201111.810.710.812.011.811.812.012.011.812.6
201212.210.711.612.512.011.811.611.611.711.6
201312.310.811.112.011.811.912.211.811.311.9
201412.411.011.312.812.511.912.112.011.412.4
201511.910.711.412.211.711.812.012.112.212.0
201612.511.712.012.511.811.811.611.711.812.6
201712.310.811.312.311.611.511.911.911.812.2
201812.511.211.912.511.911.711.711.110.911.5
201912.011.512.012.912.011.511.511.611.612.2
202012.010.811.311.812.212.212.011.511.712.0
202112.811.512.112.712.311.311.411.512.211.9

小倉芝2000mはゴール板前から2コーナーにかけてが上り、2コーナーから4コーナーにかけて断続的な下りとなる主場とはちょっと異なる高低差設計。基本的には向正面から淡々としたペースがゴールまで続くロングスパート型のラップを刻むレースが多いが、前半のポジション争い次第では極端なペースになることも。

1-3着馬の脚質分布

まず押さえておきたいのは「逃げ馬は劣勢」であるということ。小倉記念過去20年で逃げ馬はわずかに2着1回、3着を含めても馬券絡みはわずかに3例。「小倉=小回り・平坦=逃げ馬有利」という見た目のイメージとは異なり、前傾気味のロングスパート戦傾向の強い小倉記念(小倉芝2000m)で逃げ切りを決めるのは簡単ではない。むしろ、道中の息が全く入らない流れになることで、中団ポジションよりも後ろから強襲してきた馬がゴール板前直前で交わしきるというレースを想定しておくべき。

【参考】RPCI・勝ち馬の上がり3F地点差の分布図

「差し・追い込みが優勢」とはいえ、小倉競馬場は直線も短く・坂もないコースであり「位置取りが後ろ過ぎ」の馬ではどんなに速い足を使っても差し切ることは困難。過去20年の勝ち馬の上がり3F地点(3コーナー中ほど)の先頭との差の分布をみても、すべてが1秒以内。この位置から直線を向くまでにポジションを押し上げている馬も少なくなく、「向正面から直線までの機動力(周回コース適性)」が非常に重要なレースといえる。

小倉記念 枠番・馬番別の傾向

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 0- 3-20/24 0.0%
4.2% 16.7%
2枠 3- 1- 3-21/27 11.1% 11.1% 22.2%
3枠 4- 2- 2-22/30 13.3% 20.0% 26.7%
4枠 0- 4- 2-27/33 0.0% 12.1% 18.2%
5枠 2- 4- 2-28/36 5.6% 16.7% 22.2%
6枠 2- 5- 1-31/39 5.1% 17.9% 20.5%
7枠 2- 3- 3-35/43 4.7% 11.6% 18.6%
8枠 7- 1- 4-32/44 15.9% 18.2% 27.3%
馬番着別度数勝率連対率複勝率
1番  0-  1-  3- 15/ 190.00%5.30%21.10%
2番  2-  0-  2- 16/ 2010.00%10.00%20.00%
3番  3-  1-  1- 15/ 2015.00%20.00%25.00%
4番  1-  1-  1- 17/ 205.00%10.00%15.00%
5番  1-  4-  2- 13/ 205.00%25.00%35.00%
6番  0-  2-  2- 16/ 200.00%10.00%20.00%
7番  0-  2-  1- 17/ 200.00%10.00%15.00%
8番  3-  1-  1- 15/ 2015.00%20.00%25.00%
9番  2-  3-  2- 12/ 1910.50%26.30%36.80%
10番  3-  2-  2- 13/ 2015.00%25.00%35.00%
11番  1-  1-  1- 16/ 195.30%10.50%15.80%
12番  1-  1-  0- 15/ 175.90%11.80%11.80%
13番  0-  1-  0- 12/ 130.00%7.70%7.70%
14番  0-  0-  2-  8/ 100.00%0.00%20.00%
15番  1-  0-  0-  6/  714.30%14.30%14.30%
16番  0-  0-  0-  5/  50.00%0.00%0.00%
17番  1-  0-  0-  3/  425.00%25.00%25.00%
18番  1-  0-  0-  2/  333.30%33.30%33.30%
偶数 11-  7- 10-107/1358.10%13.30%20.70%
奇数  9- 13- 10-109/1416.40%15.60%22.70%
大外  1-  0-  1- 18/ 205.00%5.00%10.00%

勝負所でスムーズに外に出したい展開になることが多いレースということもあり外枠が圧倒的に強いレース。とくにフルゲートではない競馬となった場合にその傾向が顕著で、10頭だてのレースで馬番9→7→10での決着となった2021年がその典型例といえる(1番人気は馬番2番のファルコニアで6着)。

小倉記念 人気別の傾向

1番人気は過去20年・10年ともに勝率2割、直近過去10年では連対率3割、複勝率4割とハンデGⅢということを考慮にいれても信頼度が高いとはいえない。直近10年で6回の馬券絡みがある4・5番人気あたりを軸に広めにうけられる馬券にするのがよさそうなレース。直近過去10年で最も配当妙味が高いの「単勝オッズ7~9.9倍」のゾーン。

馬券絡みが最も多いのは同じサマー2000シリーズの七夕賞組だが、出走頭数も抜けて多い。七夕賞・小倉記念を連勝した馬は2011年のイタリアンレッドのみ(下記参照)。それならば、直近10年で勝率5割(6頭出走して3勝)の鳴尾記念組や直近10年で4勝をあげている前走3勝クラス組の方を狙いたい。

【参考】前走七夕賞組 前走(七夕賞)成績別の着度数

七夕賞組は前走負けている馬の巻き返し例が少なくないが、全体として配当妙味にかけるので「相手・ヒモ」までの扱いが無難

小倉記念 年齢・性別の傾向

年齢着別度数勝率連対率複勝率
3歳  0-  2-  0-  2/  40.00%50.00%50.00%
4歳  6-  5-  0- 34/ 4513.30%24.40%24.40%
5歳  9-  8- 11- 59/ 8710.30%19.50%32.20%
6歳  1-  4-  7- 60/ 721.40%6.90%16.70%
7歳  3-  1-  1- 39/ 446.80%9.10%11.40%
8歳  1-  0-  0- 18/ 195.30%5.30%5.30%
牝馬  2-  2-  3- 26/ 336.10%12.10%21.20%

過去20年・直近過去10年のどちらをとっても、4・5歳馬が中心という結果。特に、直近過去10年では4歳馬が5勝2着3回、5歳馬が4勝2着5回と本当に抜けた成績。3歳馬の2着2回はいずれも10年以内のもので、2013年のベルーフ(皐月賞以来2番人気2着54kg)、2015年のラブリーデイ(日本ダービー以来5番人気2着53kg)。牝馬は、過去20年ベースでは2勝2着2回の成績だが、直近過去10年では、12頭が出走して2・3着が1回ずつ。牝馬限定重賞のマーガレットSやクイーンSをチョイスするが増えたことの影響が大きいと思われる。

小倉記念 負担重量(斤量)別の傾向

軽ハンデから重いハンデまで広い分布になっているが、「ハンデを背負わされた馬」については基本的には「人気サイドの馬」だけが馬券の対象に。近年は軽量馬が好走する方向にトレンドシフトしつつあり「小倉2000mを得意とする軽ハンデ馬」の激走には注意しておきたい。

【参考】前走斤量比別の着度数(直近過去10年)

直近過去10年では、前走比-2kg以上の馬の回収率が高い。これらの馬には「条件クラスからの格上調整」となる馬も少なくないことは抑えておきたいポイント。

小倉記念 種牡馬別の傾向

ディープインパクト産駒が2勝2着4回となっているが、1番人気での馬券絡みは2012年のトーセンラーが2着した1例のみ。人気サイドの馬券絡みもこれと2014年のサトノブレス(3番人気1着)のみで、狙うなら人気のない馬。また、近年では、ハーツクライ、マーベラスサンデー、ステイゴールドといった「2000mよりも長い距離」も得意とするタイプの種牡馬産駒の好走例が多いことも特徴の一つ。

小倉記念 騎手別の傾向

騎手着別度数勝率連対率複勝率
武豊 4- 1- 3- 5/1330.80%38.50%61.50%
和田竜二 2- 1- 2-11/1612.50%18.80%31.30%
浜中俊 2- 0- 2- 8/1216.70%16.70%33.30%
川田将雅 1- 3- 0-12/166.30%25.00%25.00%
福永祐一 1- 1- 2- 4/ 812.50%25.00%50.00%
武幸四郎 1- 1- 0- 3/ 520.00%40.00%40.00%
松山弘平 1- 1- 0- 9/119.10%18.20%18.20%
池添謙一 1- 0- 1- 2/ 425.00%25.00%50.00%
佐藤哲三 1- 0- 0- 7/ 812.50%12.50%12.50%
酒井学 1- 0- 0- 7/ 812.50%12.50%12.50%
松若風馬 1- 0- 0- 4/ 520.00%20.00%20.00%
秋山真一 1- 0- 0- 6/ 714.30%14.30%14.30%
飯田祐史 1- 0- 0- 1/ 250.00%50.00%50.00%
角田晃一 1- 0- 0- 1/ 250.00%50.00%50.00%
長岡禎仁 1- 0- 0- 0/ 1100.00%100.00%100.00%
幸英明 0- 2- 0-14/160.00%12.50%12.50%
北村友一 0- 1- 1- 4/ 60.00%16.70%33.30%
赤木高太 0- 1- 1- 3/ 50.00%20.00%40.00%
芹沢純一 0- 1- 1- 2/ 40.00%25.00%50.00%
熊沢重文 0- 1- 0- 6/ 70.00%14.30%14.30%
D.ホワイ 0- 1- 0- 1/ 20.00%50.00%50.00%
藤岡佑介 0- 1- 0- 3/ 40.00%25.00%25.00%
上村洋行 0- 1- 0- 3/ 40.00%25.00%25.00%
Z.パート 0- 1- 0- 0/ 10.00%100.00%100.00%
戸崎圭太 0- 1- 0- 0/ 10.00%100.00%100.00%
M.デムー 0- 1- 0- 0/ 10.00%100.00%100.00%

武豊が過去20年で4勝(直近10年でも2勝)。北海道を主戦場としているシーズンが多いがわざわざ遠征してきた場合には一定の勝算があると考えておいてよさそう。そのほかでは、九州が地元の浜中が2勝・川田が4連対。

小倉記念 狙い馬のプロファイル

  • 周回コース・RPCI45前後のロングスパート戦をPCI48~55くらいの足で差すのが得意な馬
  • 前走2000m戦で差す競馬をした外枠の軽量馬