金鯱賞 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

1965年にダートの重賞競走として創設されたのがはじまり。その後、1970年からは芝コースでの実施となり、幾度かの条件変更がなされているが、宝塚記念のステップレースとして実施されていた1998年(サイレンススズカ)が印象に残っているファンも多いはず。
2017年から大阪杯へのステップレースとして現在の施行時期・条件となり現在に至る。1着馬には大阪杯への優先出走権が与えられるほか、2着までに入線した地方競馬所属馬にも大阪杯への優先出走権が与えられる。

目次

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金鯱賞 過去レースのラップタイム

現在の3月開催となった2017年以降の6年間のラップタイム

中京芝2000mで実施されるレースの大半は下りがはじまる向正面中ほど(残り1100m付近)から直線直線坂までペースの上がり続けるロングスパート戦になりやすい。金鯱賞もその傾向どおりの流れになることが多い。特に、4コーナーから直線坂下までのペースアップへの適応が展開の鍵を握る。

金鯱賞 1~3着馬の脚質分布

3月開催になってからまだ6年なので結果自体は参考程度のもの。ただ、開催前半の高速馬場で実施されることが多く「前が止まらない」トラックバイアスが発生している可能性が高いコンディションという条件になりやすいことから逃げ馬への警戒は忘れるべきではない。また、スローで隊列が短いまま直線を迎えるようであれば、一瞬のキレ味に優れたタイプの差し馬に有利となる場合も。

金鯱賞 枠番別の傾向

グラフ化するとギベオンのバイアスの影響でわかりづらくなるので表にて掲載。2017年以降の6回で14頭以上が出走したのは2017年の1回だけで12月開催時を含む過去10年まで遡っても2017年と2014年の2回しかなく、枠の影響はあまり大きくない年が多い。ただ、スローになりやすいコース形態であることから1コーナー進入の隊列予測は重要。

金鯱賞 人気別の傾向

現行条件になってからの5年で1番人気は4-1-1-0と複勝率100%。2000m路線は近年最もボリュームの厚い路線でもあり「人気馬総崩れ」のケースは想定しづらいが、3月移行後の6年では1頭荒れ・2頭荒れのケースが多く「ヒモ荒れ」には十分警戒しておきたい。

金鯱賞 前走レース(ローテーション)別の傾向

いまの施行時期に移行してからまだ6年なので参考程度のデータ。ただ、有馬記念から当レース勝ちした3頭はいずれも「1番人気」。なお、2017年以降の6年の勝ち馬はすべて「前走2000m以上」。

前走白富士ステークス組を狙う

上記は2017年以降に金鯱賞に出走した前走白富士ステークス組の成績。2-0-3-1と抜けた成績を残しているだけでなく、人気薄の馬券絡みも多い。白富士ステークスは東京芝2000mで実施され、同じ左回り+スタートがゆっくり流れる2ターンとコースレイアウト的に共通する要素が多いだけでなく、ラップペース的にも再現可能性の高い内容になりやすい。

金鯱賞 年齢・性別の傾向

2017年からの5年では4歳馬が3勝5連対。大阪杯にむけて勢いのあるフレッシュな馬を狙い撃ちたいが配当面での妙味は低い。6歳の回収値は単勝227.3倍で1着になった2021年のギベオンのバイアスが強すぎるので要注意。ギベオンがまさにそうであったように、6歳以上で馬券に絡んだ3頭はいずれも展開の利が大きく基本的には割引。
牝馬で2着にきたのは2021年デアリングタクト、2019年リスグラシューの2頭でいずれも牡馬の一線級相手に実績を残していた馬。

金鯱賞 負担重量(斤量)別の傾向

牡馬57kg 牝馬-2kgを基準重量とするグレード別定戦
グレード別定のGⅡ戦らしく「背負わされた実績馬が素直に強いレース」といえる。ただ、2023年からは基本重量が1kg増えていることには注意しておきたい。2017年からの6年で59kgの出走馬はなし。

金鯱賞 種牡馬別の傾向

2017年以降の成績ではリーディング上位の種牡馬が素直に上位を占める結果に。ディープインパクト産駒の回収値はギベオンの単勝227.3倍がかなり大きく「人気薄のディープインパクト産駒こそ狙え」という傾向(下記参照)。なお、中京芝2000m自体はリピーター出現率の高いレースでもある

【参考】ディープインパクト産駒の人気別成績(2017年~)

金鯱賞 騎手別の傾向

2017年から6回の成績。川田・ルメール・藤岡佑・幸が複数回の馬券絡み。西村の回収値はギベオンの1発。


金鯱賞はこの馬を狙え!!

  • 前走有馬記念&1番人気の馬
  • 前走白富士Sで1着から0.5秒差以内の馬(着順問わず)
  • リピーター