阪神大賞典 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

1953年に創設された伝統の古馬重賞。1974年より現在の阪神芝3000mとなり春の天皇賞に向けての重要なステップレースとして位置づけられる。過去の勝ち馬には、歴代の名ステイヤーがずらりと並ぶが、近年ではオルフェーヴル逸走(暴走)事件のあった2012年が語り草。1着馬(および2着までに入線した地方所属馬)には天皇賞(春)の優先出走権が与えられる。

目次

阪神大賞典 過去レースのラップタイム

舞台となる阪神芝3000mは内回りコースを1周半するコースでコーナーは6回(3角→4角→1角→2角→3角→4角)。スタートから3コーナーにかけてはポジション争いで多少レースは動くものの2週目の向正面まではスローに流れ、2周目向正面の下り勾配にさしかかるあたり(残り1200~1000地点)から坂下まで1000mほどの加速が続くロングスパート戦になりやすい。

1~3着馬の脚質分布

過去20年逃げて勝った馬はなし。猛烈な後傾ラップとなる良馬場・激しい消耗戦となる道悪馬場のいずれでも先頭でターゲットにされ早めに寄せられる馬の負担はかなり厳しい。またコーナーを6回というコースの性質上「縦長の隊列」になりやすいため「レースで勝つ」ためにはそれなりの機動力が求められ「直線一気」では頭まで届かないことは覚えておきたい。
なお、過去20年での上がり3F最速の馬の成績は、13-5-6-0/24で「複勝率100%」であることは必ず頭に入れておきたいデータ。

阪神大賞典 枠番・馬番別の傾向

1枠が唯一単勝・複勝ともに回収値プラス。コーナーの多い長距離戦では外を廻されるロスも大きくなり「内ラチ沿い」からスタートできる優位性が非常に大きい。

阪神大賞典 人気別の傾向

1番人気は過去20年で10勝、複勝率85%、直近10年でも7勝・複勝率100%で逆らってはいけないレース。そもそも、阪神大賞典は、力通りの決着になりやすい別定GⅡ戦、長距離路線は序列がハッキリついている場合が多い路線、手頃な出走頭数になることも少なく予測外のアクシデント(不利など)が起きづらい条件のレースといえる。また、3000mへの距離適正も加味された人気になっていることが大半で「普段走らない距離による紛れ」も起きづらい。
ただし、1番人気にもかかわらず馬券にならなかった3頭のうち2頭は単勝1倍台だったことや、2着・3着の分布が広いことには注意しておきたい。

【参考】馬券外に消えた(4着以下となった)1番人気の馬

阪神大賞典 前走レース(ローテーション)別の傾向

前走有馬記念組が過去20年で最多の7勝・15連対。この傾向は近10年ではさらに顕著になっているが当然人気にもなるので配当的な妙味は高くない。ちなみに、有馬記念で3着以内だった馬は過去20年複勝率100%。また、勝ち馬の前走はすべて重賞でクラスの壁は厚い。

阪神大賞典 年齢・性別の傾向

20年で7勝・17連対の4歳馬が中心。6歳以上の馬については、①これまでの重賞(G1)実績、②3000mへの距離適正、③展開面で優位性があるといったファクターがない場合は割り引いた方が無難。
牝馬は、出走頭数が少ないものの20年で馬券絡みが2頭。この2頭は共に牡馬相手に中距離以上の重賞勝ちがあることで共通しており、条件戦を卒業したばかり、世代限定重賞だけの実績ではいささか心許ない(下記参照)。

【参考】阪神大賞典に出走した牝馬

阪神大賞典 負担重量(斤量)別の傾向

4歳56g、5歳以上57kg(牝馬-2kg)を基準斤量となるグレード別定(2022年までから基準斤量+1kg)
別定GⅡの一般的傾向と同じく負担の重い馬は素直に評価してよい傾向。特に+2kgとなる馬の信頼度は高い

阪神大賞典 種牡馬別の傾向

長距離適性の高い種牡馬がずらりと並ぶ。上記一覧の中ではフレンチデュティ(2008年の勝ち馬アドマイヤジュピタの父)が異色ではあるが母父がリアルシャダイ。その後天皇賞(春)も連勝していることから母系の良さが活きた配合ということだったのだろう。
なお、ルーラーシップ産駒が0-0-0-6と全く馬券になっていない結果となっている(キセキが単勝1倍台で着外)。同じキングカメハメハの系統でも、キンカメ産駒の2連対はユーキャンスマイル、エルコンドルパサー産駒の3回の馬券絡みはトウカイトリックといずれも「1頭のリピーター」によるもの。

阪神大賞典 騎手別の傾向

岩田康が20年で5勝、10年でも3頭で4勝(4頭で5回馬券絡み)と強いレース。他では武豊が4勝はさすがの存在感(ただし近10年では2・3着が1回ずつ)。


阪神大賞典はこの馬を狙え!!

  • 有馬記念1~3着の4歳馬
  • 1枠の馬
  • 岩田康騎乗馬