【福島記念】過去レースの傾向・狙い馬のプロファイル

レースの創設は1965年。創設当初は夏開催に実施されていたが1974年からは現行の秋開催へ開催時期が繰り下げられ、1984年のグレード制導入に伴いGⅢに格付けされ現在にいたる。

福島記念 過去レースのラップタイム

スタートから1コーナーまでの隊列争いが展開のカギを握る大きなポイント。ジョッキー心理的には「よいポジションを取りたい」という気持ちが強く働くコース・レースでもあり前半からしっかり流れる年が多いだけでなく向正面でもペースが緩まずに淡々と流れるロングスパート戦になりやすい。良馬場開催の平均RPCIは45.6、勝ち馬の上がり3Fタイムは35.6。

1-3着馬の脚質分布

かなり極端な分布になっていて、勝ち馬は好位、2・3着は中団の馬という傾向。「福島だから前」という固定観念は高配当の使者を見逃す要因になりやすい。上でも触れたようにタフな流れになりやすいレースであるだけでなく、開催最終週の馬場で外差しが決まりやすくなっていることも多いことは覚えておきたいポイント。

福島記念 枠番・馬番別の傾向

内が有利の傾向が顕著。コーナー区間でもペースが落ちずに流れる傾向の強いレースなので、外を廻るロス(負担)は小さくない。内差し、もしくは直線だけ外に出して一瞬の脚で2・3着に飛びこんでこれるタイプを当日のトラックバイアスに応じてチョイスしたい。

福島記念 人気別の傾向

福島でのハンデキャップ重賞というだけで波乱を期待する人も多そうではあるが、1番人気は直近10年で複勝率80%。イメージよりも遙かに信頼度が高いことは抑えておきたい。また2番人気の複勝率も70%とかなりの信頼度。着順の妙による配当跳ねを期待した馬券を組むのがよさそう。

福島記念 前走レース(ローテーション)別の傾向

意外にも距離延長となる富士ステークスからの組が4勝で最多。東京マイルの高速決着では分の悪かった馬の変わり身を期待したい。また、天皇賞(秋)からの臨戦は素直に強い。

福島記念 年齢・性別の傾向

連対率・回収率のいずれの面でも、3・4歳がリード。特に直近10年ではこの傾向がさらに顕著になっている。

福島記念 普段重量(斤量)別の傾向

ハンデ差の開きやすい重賞で、軽い馬が優勢という傾向のレース。特に回収率の面では55kg以下と55kg超の馬では大きな開きがある。

福島記念 種牡馬別の傾向

ステイゴールド産駒が4勝で圧倒的に強いレース。特に55kg以下の馬の回収率は抜けて高い(下記参照)。

ステイゴールド産駒 負担重量別の成績

福島記念 騎手別の傾向

福島記念 狙い馬のプロファイル

  • 福島実績のある1~4枠の3・4歳馬
  • 斤量55kg以下のステイゴールド・オルフェーヴル・ゴールドシップ産駒