1996年に創設された2歳牝馬限定の重賞。施行時期が11月ということもあり年末の阪神JFにむけた重要な前哨戦となる。2019年までは京都芝1400m(外回り)で行われていたが、2020年、2021年は京都競馬場の改修工事に伴い阪神芝1400m(内回り)で行われている。
ファンタジーS 過去レースのラップタイム
京都芝1400mと阪神芝1400mでの一番の違いは、京都は外回り・阪神は内回りということ。そのため、京都はややマイルより、阪神はスプリント(1200m戦)よりのペースになりやすい。
ファンタジーS 前走レース(ローテーション)別の傾向
前走レース別では、小倉2歳S組と新馬戦からの直行が4勝。特に近年は有力馬の早期デビュー傾向が強く、小倉組にも素質馬が増えている点などは覚えておきたいポイント。
前走距離別では、1200mからの距離延長組の回収率が抜けて高いことに注目。同距離となる1400m組は出走頭数が多すぎることもあり回収率が最も低い。
ファンタジーS 人気別の傾向
1番人気は過去20年で5勝、直近10年は3勝、連対率60%、複勝率80%で馬券の軸としての信頼度は高い。2・3着は人気分布も幅広く、1番人気から広めの馬連・ワイド・3連複がよさそうなレース。
ファンタジーS 騎手別の傾向
過去20年で武豊が5勝、そのうち3勝は直近10年のもので単勝回収値も208円と優秀。それに次ぐのは川田だが、直近10年(2勝)の単勝回収値は41円でこちらは配当妙味にかける。他では、短期免許の外国人騎手の活躍の目立つ。
ファンタジーS 狙い馬のプロファイル
- 小倉2歳Sを鋭い末脚で好走した馬
- 逃げ/追い込みの極端な脚質の馬
- 武豊騎乗馬
- 短期免許の外国人騎手の騎乗馬