ファルコンS 過去レースの傾向・狙い馬プロファイル

前身となっているのは1987年に創設された中日スポーツ賞4歳ステークス(6-7月開催に実施されていた4歳(現3歳限定重賞)で2001年に今の名称に改称。当初は中京芝1800mで実施されてたが1996年に1200m戦に変更され2006年からは開催時期も3月へ変更。その後2012年からは3月中京芝1400mの現行条件に。今回は、現在の条件となった2012年以降のレース結果からラップタイムなどの傾向を紹介。

目次

ファルコンS 過去レースのラップタイム

1400コースは競馬場(やレース)によってスプリントより、マイルよりに分かれるが、ファルコンステークスは「マイル戦より」の1400m。直線坂を登りきってからの最後の200mがカギ。

1~3着馬の脚質分布

当レースを逃げて勝ったのは2021年のルークズネスト1頭のみ。また、追い込み馬が3頭勝利しているが、このうち2年は重・不良の道悪(2012年・2016年)で残りの1年も前半3F33.0(2ハロン目が10.3秒)後半3F36.3という猛烈は前傾ラップになった特殊な条件(下記参照)。差し馬の台頭しやすいレースではあるが最後方からの直線一気はさすがに厳しい。

【参考】追い込み馬の残り600m地点差別の成績(2012年以降)

ファルコンS 枠番・馬番別の傾向

内枠というよりも「1枠有利」の結果が顕著。また、「内枠有利=逃げ先行」を狙いたくなるが、実際に狙うべきは「内から差せる馬」で1枠で勝った4頭のうち3頭は前走上がり3Fが3位以内。

ファルコンS 人気別の傾向

1番人気は2012年以降の11回でわずかに1勝2着2回で信頼性に欠ける。2・2着についてもかなり広範囲の分布状況となっていて11番人気以降の馬が11回で5頭の馬券絡み。これまでの実績・成績よりもレース・コース・トラックバイアスへの適正を重視して思い切った狙いをしてみる価値のあるレース。

ファルコンS 前走レース(ローテーション)別の傾向

施行時期の変わったアーリントンCを除けば、シンザン記念・クロッカスS・朝日FSからの臨戦が中心も朝日FS組に勝ち馬がいないことがちょっと気になるところ。また、前走1200m戦からの連対馬がいないこと(2012年以降11回で45頭が出走し3着1回のみ)はレースラップの傾向とセットで覚えておきたい。

ファルコンS 負担重量(斤量)別の傾向

牡馬56kg・牝馬54kgを基準斤量とする賞金別定(収得賞金1800万円以上1kg増)
出走馬のほとんどが基準斤量という年の方が多い。斤量加算のある実績馬は連復の軸としての信頼度は高めといえるが頭では買いづらい。

ファルコンS キャリア別・性別の傾向

本当の意味での一線級が出走してこないレースということもあり、キャリアから特定の傾向を見いだすことの難しいレース。「厳しいラップの続くレース」となるためキャリアの少ない(緩い流れしか経験のない馬)ではペースへの対応が未知数である場合が多い。
牝馬は2012年からの11年で「1-0-1-26/28」と基本的に割引でよいが、馬券に絡んだ2頭の前走はいずれもマイル重賞で共通していることは覚えておきたい。

ファルコンS 種牡馬別の傾向

フジキセキ・キングカメハメハ・スタチューオブリバティ・ダイワメジャー産駒が2頭ずつの馬券絡み。ワンターンでのマイラー血統やバリバリのスプリンター血統というよりは、2ターンのマイル(たとえば中山1600m)がよさそうなタイプの馬が多い。

ファルコンS 騎手別の傾向

中京の主福永は引退。現役では田辺が2勝と相性の良いレース。複数回の馬券絡みは、福永・田辺・武豊・川田・菱田の5名


ファルコンSはこの馬を狙え!!

  • 1枠の差し馬
  • 前走東京芝1400mで上がり最速だった馬