【愛知杯】過去レースの傾向・狙い馬のプロファイル

元々は父内国産限定重賞として創設された重賞。その後、2004年からは牝馬限定戦として改変され、施行時期の変更を経て2016年からは現在の年初中京開催での実施。牝馬限定のハンデ戦でもあり一筋縄ではいかないレースが多く、2016年から6年の三連単平均は20万円超(小倉開催の2020年を含む)。

【愛知杯】過去レースのラップタイム

中京芝2000mの一般的な傾向とほぼ同じで、淡々としたペースが続く持久力戦の傾向が強い。1・2コーナーをゆっくりまわって下りの始まる向正面から徐々にレースが動いていくのが一般的な展開。

1~3着馬の脚質分布

頭数も揃い息の入りづらい展開になるケースが多いこともあり、中団より後ろの馬が優勢なレース。ロンスパ戦が得意なしぶとく差してこれるタイプの馬を重視したい。

愛知杯 枠番・馬番別の傾向

内外から挟まれて窮屈な競馬になりやすい5枠は割引。全体的には、差し馬優勢の脚質傾向とあいまって外目の枠の回収値が高い。

愛知杯 人気別の傾向

2016年以降では、1~3番人気は3勝2着1回に終わり8番人気が2勝するなど、波乱傾向の強いレース。2着にもに2桁人気の馬が複数飛びこんでいるので、3連単が超高額配当になるケースも想定しておいた方がよさそう。

愛知杯 前走レース(ローテーション)別の傾向

1月開催になった2016年以降の前走レース別の結果。ターコイズS・エリザベス女王杯からの馬が3連対ずつ。また、馬券になった馬のほとんどは前走が2ターン以上のコースでレースしていた馬であった。

配当妙味が高いのは前走GⅢ組

牝馬限定のハンデ戦というと格上挑戦や条件戦を連勝してきた軽ハンデの馬を狙いたくなるところだが、実際に配当妙味が高いのは、前走GⅢ組。そもそも、前者のタイプ(条件戦からの軽ハンデ馬)は人気になっているケースも多い。前走GⅢから勝ち馬3頭は6番人気・8番人気・9番人気

愛知杯 年齢別の傾向

フレッシュな4歳馬に人気が集まりやすいレースといえるが、1月開催になった2016年以降ではわずかに4勝で、4勝2着3回の5歳馬が圧倒的に強いレース。7・8歳馬はさすがに割引(クラブ馬を中心とした有力牝馬は6歳3月で引退)。
※小倉開催となった2020年は7歳馬のデンコウアンジュが勝利

愛知杯 負担重量(斤量)別の傾向

2016年以降では54kgが最多の3勝。軽ハンデよりも背負わされた馬とでは回収率に大きな開きがあることは覚えておきたいポイント

愛知杯 種牡馬別の傾向

2004年以降に中京芝2000mで実施された15回での種牡馬別成績。キングカメハメハ産駒が3勝1着1回、単勝・複勝回収値共に100超。残りの世代は残り少ないが、キンカメ産駒を頭から狙い撃てる数少ない重賞の一つ。全体的にはギアチェンジ型(切れ味型)よりも持久力(ロンスパ)タイプの種牡馬の名前が多い。

愛知杯 騎手別の傾向

ローカル場扱いの開催での実施になることもあり、「中京で乗っている騎手」の名前がチラホラ。それだけにビックネームが遠征してきたときにはしっかり結果を残しているケースが多い。


愛知杯 狙い馬のプロファイル

  • 前走2ターン以上のコースで実施されたGⅢで負けた(5歳馬)
  • ミスプロ系(キングカメハメハ)種牡馬の産駒