小倉ダート1700mコースの特徴
- 正面直線入り口付近からスタートしてダートコースを1周するコース
- スタートから1コーナーまでは343m
- ゴール板通過後2コーナーまでは上りで、その後はゴールまで断続的な下り勾配
- 正面直線距離291.3m(ものすごく緩やかだが上り勾配)
- コース全体の高低差2.9m
- フルゲート 16頭
小倉ダート1700m ラップタイムの傾向・特徴
2017年~2021年に小倉ダート1700m・良馬場で実施された全レースの結果に基づいてデータを紹介。
クラスごとの平均ラップタイム
100 | 300 | 500 | 700 | 900 | 1100 | 1300 | 1500 | 1700 | |
2歳新馬 | 7.00 | 11.37 | 12.50 | 13.57 | 12.47 | 12.27 | 12.77 | 13.23 | 13.50 |
2歳未勝利 | 7.20 | 11.20 | 12.60 | 13.40 | 12.90 | 12.70 | 12.50 | 12.40 | 12.80 |
3歳未勝利 | 7.00 | 11.16 | 11.98 | 12.97 | 12.70 | 12.45 | 12.70 | 12.93 | 13.26 |
3歳1勝 | 7.15 | 10.70 | 11.90 | 13.10 | 12.85 | 12.35 | 12.50 | 12.65 | 12.70 |
古馬1勝 | 7.01 | 11.09 | 11.92 | 12.82 | 12.49 | 12.30 | 12.53 | 12.69 | 13.03 |
古馬2勝 | 7.01 | 11.12 | 11.89 | 12.77 | 12.48 | 12.29 | 12.40 | 12.49 | 12.84 |
古馬3勝 | 7.00 | 11.16 | 11.86 | 11.78 | 12.30 | 12.20 | 12.16 | 12.10 | 12.38 |
古馬OP | 6.98 | 10.94 | 11.68 | 12.46 | 12.16 | 12.16 | 12.48 | 12.62 | 12.74 |
スタートから1コーナーまでの距離が短いため1コーナーまではどのクラスでも早いペースで流れる。上りとなる1・2コーナーでペースが一度落ち着き下り勾配となる向正面からは淡々としたペースの続く消耗戦になりやすい。また、レースの後半は下り勾配が続くこともあり後半ラップの失速率が小さい点も特徴の一つ。
クラスごとの平均PCI3・RPCI/前後半ラップタイムの比較
PCI3 | RPCI | |
2歳新馬 | 39.07 | 39.20 |
2歳未勝利 | 47.00 | 48.80 |
3歳未勝利 | 40.49 | 39.58 |
3歳1勝 | 44.10 | 43.45 |
古馬1勝 | 42.38 | 40.78 |
古馬2勝 | 44.71 | 42.94 |
古馬3勝 | 48.08 | 47.10 |
古馬OP | 43.50 | 39.56 |
2歳戦を除けば前傾ラップが顕著なコースで、特に古馬OPの前半ペースの早さは特筆。条件戦ではクラスがあがるほど「長く脚を使う」適性が強く求められる傾向にあるといえる。なお、古馬3勝クラスだけ異なる傾向を示しているのは出走頭数の違いが主な要因。
クラス毎の平均PCI3・RPCI/勝ち馬の脚質
平坦・小回りなだけでなく、後半が下り勾配ということもあり顕著な前傾ラップでも好位勢が圧倒的に強い。ただ、コース形態のよく似ている函館ダート1700mと比べると逃げ馬の3着内率はやや低い。また、直線が上り勾配となる福島との比較では差しが届きづらい。
小倉ダート1700m 枠番別の傾向(回収率・連対時脚質の比較)
最も回収値の高い6枠から離れるにつれて回収値が下がるという傾向。また、外枠からはポジションをとれないと好走確率が低いこともみてとれる結果に(差し馬を狙うなら内差し)。
小倉ダート1700m そのほかのレース傾向
- 1番人気の信頼度は低い(勝率23%・連対率43%・複勝率56%)
- 5~6枠が好成績
- オルフェーヴル・シミスターミニスター・リアルインパクト産駒
- 母父Storm Cat マンハッタンカフェ
- 浜中・北村・菱田・泉谷・柴山は買い
小倉ダート1700m 狙い馬のプロファイル
- 距離短縮のオルフェーヴル産駒
- 距離延長のナスルーラー系種牡馬産駒(シニスターミニスター・マジェスティックウォリアー産駒など)
- 内枠の差し馬(前走上がり最速)